卓球ラケットの選び方|初心者向けに4つの軸で解説

【本記事について】
本記事は「卓球スタートショップ」が運営する情報メディア「卓球はじめの一歩」の記事です。記事内で紹介している商品には、当店で販売しているものが含まれます。
【即答】初心者の最初の1本は、この4つを決めれば買えます
  1. 型はシェークハンド。当店で選べるグリップの数は、シェーク用226に対しペン用87です(2026年8月時点)。あとで機種を変えるときの選択肢が2.5倍あります。
  2. 重さは板だけで75〜95g。当店が入門向けに扱っている板は、この範囲に散らばっています。小学生や力に自信のない方は75〜83g、中高生・大人は83〜95gを目安に、最後は自分が振り切れるかで決めます。
  3. グリップはFL(フレア)。選べる数がFL 134・ST 85・AN 7と差があり、ANは希望しても見つからないことがあります。
  4. 買い方はラバー2枚つきのセット。同じ中身を単品でそろえるより1,690〜3,018円安くなります。
この4つを当てはめると、小学生や力に自信のない方は「ジュニアセット」、中高生・大人は「初心者おすすめセット」になります。当てはまらない場合の考え方を、この下の①〜④で順に説明します。
この記事は「選び方の考え方」の解説です。具体的な機種名から知りたい方は、実際に買えるモデルだけで選んだ 初心者向けラケットおすすめランキングTOP5 をご覧ください。質問に答えるだけで候補を絞れる無料の卓球ラケット診断もあります。

① シェークかペンか(最初の分かれ道)

はじめての1本はシェークハンドを選んでおくと、あとで困りません。これは好みの問題ではなく、下の3つの実際的な差があるためです。

シェークハンドペンホルダー
当店で選べるグリップの数22687
貼るラバーの枚数2枚(表・裏)日本式は1枚/中国式は2枚
ラバー代(マークV 1枚3,520円で計算)7,040円日本式なら3,520円
握り方の解説シェークの握り方ペンの握り方
当店で販売中のラケット298商品のグリップ選択肢を数えた実数(2026年8月時点)。1つの商品で複数のグリップを選べるため、合計は商品数より多くなります。「フレア」と「FL」のように表記が違うものは、同じ形として合算しています。

つまりペンはラバー代が3,520円ぶん安くなる代わりに、選べる本数が4割ほどに減ります。最初の1本を長く使う前提なら、あとから機種を変えやすいシェークのほうが選びやすい、というのが数の上での結論です。

⚠️ 片面だけに貼るときの注意
裏側が白木(何も貼っていない木のまま)のペンで、片面だけにラバーを貼って試合に出る場合は、使っているラバーと違う色のシートを裏側に貼る必要があります。これはバタフライ「ビスカリアCS」の商品説明に、メーカー注意書きとして書かれているものです。「片面のほうが安いから」で決める前に、この一手間があることを知っておいてください。
🔎 いま家で30秒でできる確認
太めのマジックペンを1本用意して、上の端を親指と人差し指でつまみ、残り3本を裏側に添えます(ペンホルダーの持ち方に近い形です)。その形のまま腕を20回振ってみてください。指の付け根が痛くなる、形がすぐ崩れるという場合は、最初はシェークのほうが打ち方の練習そのものに集中できます。

ペンのほうを詳しく知りたい方へ。日本式と中国式の違い、当店で買える本数(中国式39点・日本式8点)と値段は卓球のペンホルダー|日本式と中国式の違い・裏面打法にまとめています。

② 重さで選ぶ

板だけの重さは、当店が入門向けに扱っているもので75〜95gに散らばっています。つまり「初心者は何g」という一つの数字はありません。数字の範囲で決めるより、自分の力で振り切れるかで選ぶのが確実です。

当店の板72本を数えると、中央値は86gだった

当店で扱うシェーク用のラケット(板のみ)のうち、メーカーが平均重量を公表している72本を集計すると、58〜95g・中央値86gでした。うち51本が80〜89gに集まっています(2026年8月時点)。

ここで注意したいのは、「85g以下を選ぶ」と決めると、売られている板の半分が候補から外れることです。当店が中高生・大人向けに組んでいるセットのラケットも95gで、85gより重い側にあります。重さの数字だけで足切りをすると、選べるものがほとんど残りません。

当店で扱う入門向けの板メーカー公表の重量板の構成
ライジング2約75g木材5枚
ウイングライト約76g木材5枚
フライアットカーボンα82g前後木材5枚+特殊素材2枚
エクスターV83g木材5枚
エンジェント83g前後木材5枚
ファクティブ7約83g木材7枚
コルベル95g木材5枚
いずれもメーカー公表の平均重量(2026年8月時点)。同じ機種でも1本ごとに数gの個体差があります。

メーカーが示している基準は「振り切れるか」

バタフライは初心者向けの解説で、「自分の力でラケットを振り切れる重さを目安にして、ラバーの厚さを選んでください」と書いています。板を何gにするかではなく、貼り終えた状態で振り切れるかどうかが基準だ、という説明です。

12gの差は、1円玉12枚ぶん

エクスターVコルベル
メーカー公表の平均重量83g95g
ブレード厚5.6mm5.9mm
仕様5枚合板5枚合板
当店のセットでの位置づけ小学生・力に自信のない方中高生・大人
いずれもメーカー公表値。ブレードサイズはどちらも158×152mmで同じ大きさです。

差は12gです。1円玉はちょうど1枚1gなので、12gは1円玉12枚ぶん。手のひらにのせてもほとんど分かりませんが、腕の先で振ると差が出ます。軽いほうが良いのではなく、体格に合わせて選ぶものだと考えてください。

貼ったあとの重さはカタログでは分からない

当店で扱うラバー224商品の説明を調べたところ、重量を公表しているものは0件でした。メーカーが数字を出していないため、「板◯g+ラバー2枚で合計◯g」という計算はカタログからはできません。貼り上がりの重さを知る方法は、貼ってから実際に量ることだけです。

🔎 いま家で30秒でできる確認
いまラケットを持っている方は、台所のはかりにのせて重さを量り、その数字を紙に書いておいてください。次に買うときは「これより軽いか重いか」で判断できます。持っていない方は、1円玉を12枚まとめて手のひらにのせてみてください。それが軽いラケットと重いラケットの差です。

③ グリップ形状で選ぶ

卓球ラケットのグリップ形状3タイプ(フレア・ストレート・アナトミック)の比較図
図解:グリップ形状は3タイプ。当店で選べる数はFLがいちばん多い

結論はFL(フレア)です。握り心地の好みではなく、探したときに見つかるかどうかで差がつくためです。

当店で選べる数形の特徴
FL(フレア)134先が末広がり。握る位置が自然に一定になります
ST(ストレート)85先まで太さが一定。フォアとバックで持ち替えたい方に
AN(アナトミック)7中央がふくらむ波形
中国式ペン42丸型のペン。両面にラバーを貼れます
日本式ペン(角型・丸型ほか)42片面に貼って使うのが基本の形
反転式ペン3打つ面を持ち替えて使う形
当店で販売中のラケット298商品のグリップ選択肢を数えた実数(2026年8月時点)。「フレア」と「FL」のように表記が違うものは、同じ形として合算しています。

ANは7つしかありません。「ANにしよう」と決めても、気に入った機種にANの用意がない、ということのほうが多くなります。FLとSTなら、どの価格帯にも候補が残ります。

グリップの太さは選べない

当店で扱うラケット298商品のうち、グリップの太さを選べる商品は0件でした。テニスのラケットと違って卓球にはサイズ展開がなく、小学生も大人も同じ太さを使います。太い・細いと感じたときだけ、グリップテープを巻いて調整します。握り方そのものは形に関係なく共通なので、ラケットの正しい握り方で先に確認しておくと安心です。

🔎 いま家で30秒でできる確認
太めのマジックペンを1本用意します。① そのまま握る。② お尻に消しゴムを当てて末広がりの形にして握る。②のほうが、手を開いて握り直しても小指の当たる場所が毎回同じになります。これがFL(フレア)の形の役割です。

中学の部活で最初の1本を買う方へ。部活の予算帯74点を数えた重さの分布と、打てる状態にするまでの合計金額は中学生の卓球ラケットの選び方|最初の1本の重さと予算にまとめています。

④ ラバーとの「組み合わせ」で選ぶ

ラケット本体の両面にラバーを貼って完成することを示す分解図
図解:ラケット本体に両面のラバーを貼って完成形になる

本格的なラケットは板とラバーが別売りです。板だけ買っても打てないので、最初はラバー2枚が付いたセットを選び、ラバーの銘柄は次の張り替えから変えていくのが、手順としてはいちばん短くなります。

打ち始めるまでに必要なもの

  • (ラケット本体)
  • ラバー2枚(表面用・裏面用。ルール上、両面で色を変えます)
  • 貼るためのものチャックシート2 ¥330(貼るだけ。1袋=1枚入りなので、両面なら2袋=660円)か、フリー・チャック2-L ¥1,650(塗る)のどちらか。接着剤は1本で何度も使えます

厚さはメーカーが基準を出している

バタフライは初心者向けの解説で、初級者向けの厚さとして「1.7(スポンジ1.5〜1.7mm)」「1.9(スポンジ1.7〜1.9mm)」を挙げ、「スポンジが軟らかいラバーを選ぶとよい」と書いています。厚さと硬さの選び分けは卓球ラバーの種類と初心者向けの選び方にまとめています。

特殊素材(カーボン)入りは値段が変わる

当店のシェーク用ラケット138本を、板が木材だけのものと特殊素材(カーボンなど)が入ったものに分けて価格を比べると、木材のみ59本が中央値13,200円、特殊素材入り79本が中央値19,800円でした。差は6,600円です。

特殊素材が入ると、同じ強さで振っても打ったボールが速く飛びます(これを「弾む」と言います)。速く飛ぶぶん、台の中に収めるのが難しくなります。最初の1本を木材だけの板から選ぶと、当てて返す練習がしやすく、値段も抑えられます。

🔎 いま家で30秒でできる確認
ラバーが貼ってあるラケットが家にあれば、ラバーの縁を爪で軽く起こしてみてください。板とラバーが接着剤かシートでくっついているだけなのが分かります。これが「別売り」の意味で、剥がして張り替えられます。1本2,000円前後で売られているラバー貼り済みのラケットは、この張り替えができません(メーカーが張り替え不可と明記しています)。部活や教室で使うなら、張り替えできるものを選んでください。

予算別:実際に買えるモデル(打ち始めるまでの合計)

ここまでの基準を、実際の商品に当てはめます。金額は打ち始めるまでに必要な合計=ラケット+ラバー2枚+接着剤です。ラケット単体の値段だけで予算を組むと、ラバー2枚と貼るものの代金があとから8,000〜9,000円ほどたりなくなります(この記事の例=マークV2枚+接着剤なら8,690円)。ここがいちばん多い失敗です。

打ち始めるまでの合計構成こんな人に
¥10,850ジュニアセット(エクスターV 軽量+ラバー2枚) ¥9,200 + 接着剤 ¥1,650小学生・力に自信がない方。軽くて振り切れます
¥12,550初心者おすすめセット(コルベル+マークV) ¥10,900接着剤 ¥1,650中高生の最初の1本。接着剤と合わせると送料無料ライン(12,000円)に届く価格帯
¥13,900全部入りスターターキット ¥13,900(貼り付けシート1袋・ケース・お手入れ用品まで込み)買い忘れをなくしたい方。両面に貼るならシートをもう1袋、ほかにボールが別売り
¥17,550上達セット(コルベル+ラクザ7) ¥15,900 + 接着剤 ¥1,650長く使いたい方・部活で攻撃の主力を目指す方

接着剤は1本で何度も使えるので、次の張り替えでも買い直す必要はありません。なお合計12,000円(税込)以上で送料無料(それ未満は全国一律880円)。おすすめセットは接着剤と一緒に買えば12,550円で送料無料になります。

ラケットを自分で選びたい場合

セットではなく1本ずつ選びたい方は、ランキング上位の入門モデルが候補です。いずれも弾みすぎず、最初のフォームを作りやすいタイプです。

ただし単品で組むと、ラケット+マークV(¥3,520×2枚)+接着剤 ¥1,650 で合計は14,600〜15,500円ほどになります。同じコルベル+マークVの組み合わせでも、単品で買うと14,740円、セットなら12,550円で、セットのほうが2,190円安くなります。こだわりがなければセットで十分です。

どれを選ぶか決めきれないときは、5つの質問に答えて予算に合う組み合わせを1つに絞るのが早道です。5本を順位で比べたい方は初心者向けラケットおすすめランキングTOP5もどうぞ。

大人から始める人がもう1つ確認すること——その会は「ラージボール」かもしれません

公民館や地域のサークルで大人が始めるとき、その会が硬式なのかラージボールなのかで、そろえるラバーが変わります。ラージボールは日本卓球協会が別に規則を定めている種目で、打球面に使えるのは表ソフトのサンドイッチラバーだけです(ラージボール卓球ルール〔2025年11月1日改定〕第5条2)。この記事ですすめている裏ソフト2枚のセットでは、そのままラージボールの試合には出られません。

ただし、ラケット本体(板)はどちらでも使えます。板の決まりは硬式と同じで、大きさ・形・重さは自由、厚さの85パーセント以上が天然木、と書かれています(同ルール第5条/ITTF競技規則2.4.2)。つまり、ここまでで決めた重さ・グリップ形状・合板枚数の基準は、どちらの会に入っても変わりません。変えるのはラバー2枚だけです。

見るところ硬式(この記事の前提)ラージボール
ボール直径40mm・白またはオレンジ(ITTF競技規則2.3.1/2.3.3)直径44mm・重さ2.2〜2.4g・オレンジ色(ラージボール卓球ルール第4条)
ネットの高さ15.25cm(ITTF競技規則2.2.3)17.25cm=2cm高い(同ルール第3条2)
使えるラバー裏ソフト・表ソフト・粒高など(ITTF競技規則2.4.3)表ソフトのサンドイッチラバーだけ。公認大会では粒高も使えません(同ルール第5条2・第16条2)
ラバーの厚さ接着剤込みで4.05mm未満(同2.4.3)接着剤込みで4.0mm以下(同ルール第5条3)
ラケット本体厚さの85パーセント以上が天然木(ITTF競技規則2.4.2)同じく85パーセント以上が天然木(同ルール第5条)
1ゲーム11点先取・10対10なら2点差(ITTF競技規則2.11.1)同じ(同ルール第6条2・3)
1マッチ奇数ゲームで争う=何ゲームかは大会の要項しだい(同2.12.1)3ゲームで2ゲーム先取と決まっている(同ルール第6条1)

球が大きく軽い(硬式は40mm・2.7g、ラージは44mm・2.2〜2.4g)ぶん、同じように振っても飛びにくく、回転もかかりにくくなります。ネットが2cm高いのも同じ方向にはたらきます。ラリーが続きやすいように作られた種目だと考えてください。なお、サービスでボールを16cm以上上げる決まりは硬式と同じです(同ルール第7条2)。

確かめ方
参加しようとしている会の案内(チラシ・ホームページ・回覧)を開いて、「44mm」「オレンジ」「ラージ」の3語を探してください。1語でもあればラージボールです。3語とも無ければ硬式と考えて差し支えありません。どうしても分からないときは、ラケット本体だけ先に買い、ラバーは1回目に行ってから決めるという順番でも遅くありません。板は共用できるので、分けて買っても無駄になりません。

中古・おもちゃセット・100均のラケットはあり?

「まずは安く始めたい」と考えたとき、候補になるのが中古品・量販店のレジャーセット・100均のラケットです。結論から言うと、家族の遊びなら十分。部活や教室で続けるつもりなら遠回りになりやすい選択です。

中古(フリマアプリ・リサイクルショップ)

ラケット本体(木の部分)は長持ちしますが、ラバーは消耗品です。使用感のある中古はラバーの寿命が残っていないことが多く、結局ラバー2枚の張り替えが必要になります。ラバーの状態を写真で見極めるのは経験者でも難しいので、初心者の1本目にはおすすめしません。ラバーの寿命の見分け方はラバーの張り替え時期の記事で詳しく解説しています。

量販店のレジャーセット・100均のラケット

ラバーがあらかじめ貼られた低価格のセットは、ラバーの張り替えができない構造のものがほとんどです。回転がかかりにくいため、卓球部や教室で使うとフォームに癖がつきやすく、上達すると結局買い替えることになります。(入部してからの1年の流れは卓球部の1年間にまとめています。)また、公式大会では公認ラバーが必要になる場合があり、レジャー用ラケットでは出場できないことがあります(大会要項で確認してください)。

なお、同じ「はじめからラバーが貼られている」ものでも、張り替えができる本格的な貼り上がり完成ラケットは別物です。ただし春に生産される季節商品で、当店でも通年の在庫はありません。来春の予約企画は貼り上がりラケットの先行案内リストで受付開始をお知らせします(開始は2026年11月ごろの予定・登録は無料)。

迷ったらこの基準で

  • 家で遊ぶだけ → レジャーセットや100均でOK。壊れても惜しくありません。
  • 部活・教室で続ける → 上の「予算別」で紹介した、ラバーを張り替えられる初心者向けセットが結局いちばん安上がりです。必要なものを一式そろえる手順は準備リストの記事にまとめています。

メーカー別の特徴と「板」の選び方

もう一歩踏み込んで選びたい人向けに、ラケットの「板(ブレード)」の考え方とメーカーごとの特徴を補足します。

板の構成で選ぶ(初心者は木材5枚合板)

  • 木材5枚合板(初心者に最適):弾みが穏やかで、自分で振って飛ばす感覚が身につく。手打ちのクセを防げます。
  • 特殊素材入り(カーボン等):軽い力でもよく飛ぶ反面、ミスも大きくなりやすい。基礎が固まってから。
  • 単板:1枚板。主にペン用で重く弾むため上級者向け。

「買って後悔した」という声で目立つのが弾みすぎるラケット。最初は木材合板で“振り切る”感覚を覚えるのが上達の近道です。

メーカー別のざっくり特徴

  • ニッタク:国産大手。入門〜上級まで幅広く、初心者向けの定番が豊富。
  • バタフライ:国内最大手。品質が高く価格帯は上め。張本智和選手など多くのトップ選手が使用。
  • ヤサカ:ロングセラーのラバー「マークV」で有名。
  • ヴィクタス(VICTAS):TSPから続く国内メーカー。「スワット」など初心者向けラケットや「V」シリーズのラバーが人気。

メーカーで迷っている方へ。当店で扱う13社の取扱数と、いちばん安いラケットが3,850円から9,900円まで開くという実数は卓球用品のメーカー|取扱数と入門価格で見る違いにまとめています。

スペック表の見方(重さ・板厚・合板)

商品ページのスペックはここだけ見ればOKです。

項目初心者の目安理由
重さ75〜95g当店の入門向けの実数。数字より「最後まで振り切れるか」を優先
合板構成木材5枚合板弾みが穏やかでコントロールしやすい
板厚5.5〜6.0mm薄めは球持ちがよく回転をかけやすい
グリップFL(フレア)くびれがあり握りが安定。迷ったらFL
カーボン入り最初は不要よく弾む分、ミスも大きくなりがち

スピード表記が「ミッドスロー〜ミッド」程度のモデルを選ぶと、弾みすぎで後悔することが少なくなります。

📖 あわせて読みたい関連記事

買う前にチェックしたい「相性」と最初のお手入れ

スペックや握り方が決まっても、最後は「自分の手に合うか」と「長く気持ちよく使えるか」で満足度が変わります。ここでは、ほかの記事ではあまり触れない実践的なポイントをまとめました。

選ぶときの最終チェック3つ

  • 重心(バランス)を感じる:同じ重さでも、先端寄りに重みを感じるものは振ると重く、グリップ寄りは軽快に感じます。手に取れる場合は、軽く振って「振り抜きやすいほう」を選ぶと失敗しにくいです。
  • 握ったとき指がはみ出さないか:手の小さい方はグリップが太いと力みやすくなります。同じFLでも機種によって握りの太さは違います(同じ機種の中で太さは選べません)。手に取れる機会があれば、握って確かめると安心です。
  • ラバーとの組み合わせで考える:ラケットの弾みはラバーでも変わります。最初の1本は、ラケットもラバーも「やさしめ」でそろえるとコントロールしやすいです。詳しくはラバーの種類と初心者向けの選び方もあわせてご覧ください。

新しいラケットを長持ちさせるコツ

木の板でできているため、湿気や衝撃に弱いのが卓球ラケットです。次の習慣で打球感がぐっと長持ちします。

  • 使い終わったら専用ケースに入れて保管する(直射日光・高温の車内は避ける)。
  • 地面や台にぶつけてエッジを欠けさせない。気になる方はサイドテープ(エッジテープ)が保険になります。
  • グリップが手汗で滑るときは、しっかり乾かしてから収納すると傷みにくいです。

用具一式の全体像や買う順番を整理したい方は、卓球を始めるのに必要なもの|初心者の準備リスト卓球初心者ロードマップも参考になります。

いま持っている1本を長く使いたい方へ。買い替えの4つのサイン(反り・縁の欠け・打球音・グリップ)と手入れの手順は卓球ラケットの寿命|買い替えの4つのサインと手入れにまとめています。

🛒 一緒にそろえたいもの

卓球は「ラケット1本あればOK」ではなく、打つ・運ぶ・守る・試合に出るまで考えると、いくつかの用具を一式でそろえると安心です。ここでは初心者の方がつまずきやすいポイントごとに、代表的なアイテムをまとめました。どれも卓球スタートショップで取り扱っています(多くはメーカーお取り寄せのため、ご注文から発送まで通常5〜10営業日ほどいただきます。在庫状況は各商品ページでご確認ください)。

必須ラバーは裏表で2枚必要(スターターセットなら2枚付属・貼り付けはご自身で行います)

片面は黒、もう片面は赤・青・ピンク・紫(バイオレット)・緑のいずれかを1枚ずつそろえます(黄・オレンジ・白などは使えません)。セットに付いてくるラバーは赤・黒の2枚組なので、赤と黒の組み合わせが基本です。

必須ラケットケース(持ち運び・保護に)

練習用練習球(多球)(大会の試合球は会場が用意することが多いので、まずは練習球を)

早めに卓球シューズ(屋内専用)(試合は屋内用シューズが必要。卓球専用でなくても構いません)

動ける服装でウェア(シャツ+ショーツ+ソックス)

普段の練習は動きやすい運動着で十分です。日本卓球協会が主催・公認する大会では、JTTA公認マーク入りのユニフォーム(シャツ・ショーツ)が必要になることが多く、市民大会やオープン大会は規定がゆるやかなこともあります。出場が決まったら大会要項の服装規定をご確認ください。

あると安心サイドテープ(エッジ保護)

自分で貼るなら必須接着剤(全部入りキットには塗らずに貼れる貼り付けシートが付属。通常のスターターセットでは接着剤が別途必要です)

あると上達メンテ用品(ラバーが長持ち)

何を買えばいいか迷ったら、まずはここから。

スターターセット(ラケット+ラバーが一度にそろう本命)/予算重視のスターター
用具AI診断であなたに合う一式を提案/用具の選び方は用具完全ガイドもあわせてご覧ください。
▶ カテゴリからじっくり選ぶなら → ラケット売場ラバー売場

打ち方や用具の相性が不安な方は、当サイトの運営者によるマンツーマンレッスン(60分5,000円)もご検討ください。最初の一式選びも相談できます。

👉 ラバーは消耗品です。張り替えの目安と費用はこちら
卓球ラバーの張り替え時期と貼り方|寿命の目安・道具・年間費用

よくある質問

Q. 高いラケットほど上達する?

A. 必ずしもそうではありません。初心者のうちは扱いやすい入門〜中級モデルで基礎を固めるのが一番の近道です。

Q. ラバーの色は赤と黒どっち?

A. ルール上、両面で色を変える必要があります(片面は黒、もう片面は赤などの鮮やかな色)。セット付属のラバーは赤・黒の2枚組なので、そのまま貼ればルールを満たせます。

Q. 機種名から選びたいときは?

A. 実際に販売中のモデルだけを並べた初心者向け卓球ラケットおすすめランキングTOP5があります。5つの質問に答えて1つに絞る卓球ラケット診断でも候補を出せます。

Q. ラバーが貼ってある2,000円くらいのラケットではだめですか?

A. 家でのレクリエーションなら使えますが、ラバーの張り替えができません(メーカーが明記しています)。ラバーは擦り減る消耗品なので、交換できないと部活や教室で続けて使うには向きません。大きめの44mmボールを使う別種目「ラージボール」には使用できない旨も、あわせてメーカーから案内されています。

Q. ラケットの持ち方は、選び方と関係がありますか?

A. 形(FL・ST・AN)によって握る位置の決まりやすさは変わりますが、持ち方そのものは形に関係なく共通です。ラケットの正しい握り方で、シェーク・ペンそれぞれの持ち方とNG例を確認できます。

まとめ

最初の1本は「シェークハンド・FLグリップ」を目安に、重さは小学生や力に自信のない方なら75〜83g、中高生・大人なら83〜95gの中から自分が振り切れるものを選ぶと失敗が少なくなります。本命はラバー2枚つきのセット(小学生や力に自信のない方はジュニアセット、中高生・大人は初心者おすすめセット)です。1本ずつ選びたい方は、5枚合板のランキングTOP5の1〜3位=エンジェント/ウイングライト/ライジング2が候補になります(いずれもラバー別売り)。記事の中ほどで紹介した木材7枚の「ファクティブ7 FL」やカーボン入りの2本は一歩進みたい人向けなので、基礎が固まってからご覧ください。

なお、ここまでの4つの基準(シェークかペンか・重さ・グリップ形状・ラバーとの組み合わせ)を自分に当てはめるのが難しいときは、5つの質問に答えて最初の1本を絞り込むのが早道です。予算を選ぶと、ラバーと接着剤まで含めた合計金額つきで組み合わせを1つ提案します。

まとめで挙げたもの
ジュニアセット 税込9,200円初心者おすすめセット 税込10,900円エンジェント FL(ラバー別売り) 税込6,820円ウイングライト FL(ラバー別売り) 税込6,600円ライジング2 FL(ラバー別売り) 税込5,940円
(卓球スタートショップ。在庫と色・サイズは各商品ページでご確認ください)

用具えらびのチェックリスト(PDF)をお送りします

はじめて道具をそろえるときに「何を・どの順番で決めるか」を1枚にまとめたものです。印刷して、そのままお店で使えます。あわせて、ラバーを貼った状態で届く貼り上がり完成ラケット(来春の予約企画)の先行案内もお届けします。

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卓球ラケットとラバーの組み合わせ方|初心者の決め方と、単品・セットの価格比較(当サイトの運営者が運営する卓球スタートショップのコラム)