卓球初心者がやりがちなミスと直し方

【本記事について】
本記事は「卓球スタートショップ」が運営する情報メディア「卓球はじめの一歩」の記事です。記事内で紹介している商品には、当店で販売しているものが含まれます。

初心者にはありがちなミスのパターンがあります。原因を知って正しく直せば、つまずきを早く抜け出せます。代表的なミスと、その直し方をくわしくまとめました。

ありがちなミスと原因

① オーバーミス(飛びすぎる)

力みすぎ、または面が上を向きすぎているのが主な原因。当てる瞬間に面を少し前に倒し、力を抜いて打ちましょう。

② ネットミス(ネットにかかる)

面が下を向きすぎている、振りが小さいのが原因。下回転で落ちるときは面をやや上に向けて下から上へ、こすりすぎて飛ばないときは前方向に振り抜くと直ります。

③ 空振り・かすれる

打点が体から遠すぎる、または近すぎて詰まっている、ボールから目を切るのが早いのが原因。半歩動いて体の斜め前に打点をつくり、ボールを最後までよく見て打ちます。

直し方の基本

ミスがネットかオーバーかで原因と直し方を切り分ける図
図解:ミスは「ネットか、オーバーか」で原因と直し方を切り分ける

まずは力を抜くこと。力みは多くのミスの根本原因です。次に「面の角度」を意識し、ボールを体の前でとらえる打点を一定にします。鏡や動画でフォームを確認し、ゆっくりのラリーで正しい動きを反復しましょう。

ワンポイント
一度に複数を直そうとせず、「今日は面の角度だけ」と1つずつ取り組むのが上達の近道です。

上達を早める考え方

ミスを「悪いこと」と捉えず、原因を1つずつ潰すゲームのように向き合いましょう。同じミスが減ってきたら、確実に成長しています。基礎打ちを丁寧に続けることが、結局いちばんの近道です。

ここまで挙げたミスのうち、「力を入れていないのにオーバーする」「振り切れない」の2つは、打ち方ではなく用具が原因のことがあります。ラケットの重さと弾みの目安と照らし合わせてみてください。

ミスの原因を切り分ける早見表

「なぜミスしたか」が分かれば直せます。ミスの種類から逆引きしてください。

ミスの種類主な原因直し方
ネットミスが多い面が下向き/打点が落ちている/下回転を見落とし面をやや上に。頂点で打つ。相手のスイングを見る
オーバーミスが多い力みすぎ/面が上向き/上回転に押されているスイングを半分に。面をかぶせ気味に
サイドに切れる横回転サーブへの対応ミス回転と逆方向に面を向けて当てるだけ
空振り・芯を外すボールとの距離が近すぎ/目が離れている半歩下がる。バウンドの頂点まで見る

練習中は「同じ種類のミスが3回続いたら原因を1つ変える」ルールがおすすめ。やみくもに打ち続けるより、1球ごとに小さく調整するほうが、ミスの原因に早く気づけます。

場面別でつまずく「見落としがちなミス」と直し方

場面別のよくあるミスと直し方の早見表
図解:場面別のよくあるミスと直し方の早見表

フォームや面の角度を意識しても、なぜかミスが減らない。そんなときは「打つ前」や「打つ場面」に原因がかくれていることが多いです。ここでは、これまで触れてこなかった角度から、初心者が見落としやすいポイントを整理します。初心者あるある10選でも紹介しているような「自分では気づきにくいクセ」を、場面ごとにチェックしてみましょう。

グリップ・構えが原因のミス

毎回ミスの出方がバラバラなときは、ラケットの握りや構えが安定していない可能性があります。打つたびに握り直していると、面の角度も毎回ずれてしまいます。次の点を確認してみてください。

  • 握る強さがバラバラ → ふだんは軽く握り、当てる瞬間だけ少し力を入れる。ずっと強く握ると力みの原因になります。
  • 打ったあと構えに戻れていない → 1球ごとに「軽くひざを曲げた構え」へ戻るクセをつける。戻りが早い人ほど次のミスが減ります。
  • 打点が体に詰まっている → 体にくっついた位置ではラケットを振り出せません。右利きなら、フォアハンドは体の右斜め前、バックハンドは体の正面でも、こぶし1〜2個分前に打点をつくりましょう。近すぎると感じたら半歩下がってから打ちます。

サーブ・レシーブで多いミス

ラリーは続くのに、サーブやレシーブだけ崩れる人はとても多いです。ここは知識で直せる部分なので、覚えておくと得をします。

  • サーブのトスが低い・斜めに上げてしまう → ルールでは、手のひらを開いてボールを乗せ、ほぼ垂直に16cm以上投げ上げて打つと決まっています。低すぎたり手前に流れたりすると反則になり、ミスも増えます。最初は「自分の目の高さくらいまで、まっすぐ上げる」と意識すると安定します。
  • レシーブで回転を見ていない → 相手のラケットがどう動いたかを見るだけで、回転の予想がぐっと当たりやすくなります。下回転には面をやや上に、横回転には回転と逆へ面を向けて当てるのが基本です。
  • レシーブをいきなり強く打つ → まずは台に「やさしく返す」だけで十分。確実に返してラリーに持ち込む方が、結果的にミスは減ります。

ミスを「直る形」で練習する小ワザ

同じ練習でも、やり方しだいで直る速さが変わります。やみくもに打つのではなく、直しやすい仕組みを作るのがコツです。上達する人の練習習慣に共通するのは、こうした小さな工夫を毎回続けている点です。

  • 「10球中何球入ったか」を数える → 感覚ではなく数字で見ると、良くなっているかが分かり、続ける励みになります。
  • うまくいった1球の感覚をすぐ言葉にする → 「今のは力が抜けていた」など、自分の言葉でメモすると再現しやすくなります。
  • 1つの課題を決めてから打ち始める → 「今日はトスだけ」と的をしぼると、1球ごとの良し悪しが分かりやすく、直りも早くなります。

相手がいなくても直せる部分は多くあります。家でできる工夫は自宅・一人でできる練習方法にまとめているので、あわせて取り入れてみてください。

よくある質問

❓ よくある質問
Qミスが多くて楽しくありません。
A.一度に全部直そうとせず、課題を1つに絞りましょう。簡単な練習で成功体験を積むと続けやすくなります。
Q変な癖がついてしまいました。
A.癖は早いほど直しやすいです。鏡や動画でフォームを確認し、できれば経験者に見てもらいましょう。
Q試合になると急にミスが増えます。
A.緊張で力むのが原因のことが多いです。普段から実戦形式の練習で慣れておくと安定します。

まとめ

ミスには必ず原因があります。「力を抜く・打点を一定に・面の角度」を意識して、反復で直していきましょう。自分の用具で繰り返すのが効果的です。

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