本記事は「卓球スタートショップ」が運営する情報メディア「卓球はじめの一歩」の記事です。記事内で紹介している商品には、当店で販売しているものが含まれます。
ラケットの性能を大きく左右するのが「ラバー」。種類によって回転やスピードの出方がまったく違い、プレースタイルにも影響します。初心者がどのラバーを選べばよいか、種類・特徴・選び方を整理しました。
ラバーの主な3種類

裏ソフト
表面が平らで、回転をかけやすい王道タイプ。攻守どちらもこなせる万能ラバーで、初心者はまずこれを選ぶと失敗が少なくなります。
表ソフト
ツブが外向きについたタイプ。スピードやナックル(無回転)が出しやすい反面、回転をかけるのは少し難しく、中級者以上向けです。
粒高(ツブ高)
ツブが長いタイプで、相手の回転を利用した変化球が出せます。カット主戦型など守備的なスタイル向けの特殊なラバーで、初心者にはおすすめしません。
表ソフトと粒高の違いを詳しく知りたい方へ。粒の向きによる違い、規則で決まっている厚さの上限、当店の在庫の実数は卓球の表ソフト・粒高ラバー|裏ソフトとの違いと選び方にまとめています。
初心者は迷わず「裏ソフト」
最初は回転の感覚を覚えることが上達の近道。回転をかけやすい裏ソフトが扱いやすく、多くの初心者に向いています。表や粒高は特殊な性質があるため、基礎を身につけてから検討しましょう。
「とりあえず1枚」で迷ったら、ロングセラーの裏ソフトを選べば安心。多くのトップ選手も最初は裏ソフトから始めています。
厚さ(スポンジの厚み)の選び方

ラバーにはスポンジの厚さがあり、薄いほどコントロール重視、厚いほど威力重視になります。メーカーによって「中=1.7mm/厚=1.9mm/特厚=2.1mm」のように呼び名がついています(商品ページには、ことばの表記(特厚・厚・中厚など)とmm表記の両方があります)。
- 薄(1.5mm前後):コントロール重視。台上技術を覚えたい人に
- 中(1.7mm前後):軽くて振りやすい。まずはコントロール重視で
- 中厚(1.8mm前後):中と厚の中間。商品ページでよく見かける表記です
- 厚(1.9mm前後):弾みとコントロールのバランス型。初心者の定番
- 特厚(2.1mm前後)/MAX:威力重視。慣れてきたら。商品ページでは「特厚」と「MAX」が別の選択肢になっていることがあります
厚さの決め方をもっと詳しく知りたい方へ。表記の読み方、厚すぎるときに出るサイン、フォアとバックで変えるかどうかは卓球ラバーの厚さにまとめています。
ラバーの寿命とお手入れ
ラバーは使ううちに表面が摩耗し、回転がかかりにくくなります。練習後は専用クリーナーで汚れを落とし、保護シートを貼って保管すると長持ちします。性能が落ちたと感じたら張り替えのサインです。
ラバーの系統・色のルール・メンテナンス
ラバーの3系統(初心者は高弾性か扱いやすいテンション)
- 高弾性:クセがなく素直で手頃。基礎づくりに最適(例:マークV、スレイバー)。
- テンション:最初からよく弾む現代の主流。扱いやすいモデルなら初心者にも◎(例:ロゼナ)。
- 粘着:強烈な回転が出るが扱いが難しく上級者向け。
ラバーの色のルール(2021年改正)
両面で色を変える必要があります。片面は黒、もう片面は黒以外の色(赤・青・ピンク・緑・紫の5色)が認められています(この5色に限られ、黄・オレンジ・白などは使えません)(以前の「赤と黒だけ」から拡大されました)。セット付属のラバーも赤・黒の2枚組なので、そのまま貼ればルールを満たせます。
交換時期とお手入れ
- 交換目安:週3回練習で約3〜4か月、週1回なら9か月〜1年(使用時間の目安は80〜100時間)。
- 劣化サイン:表面がテカる(光沢が出る)/引っかかりが弱る/端が欠ける。
- お手入れ:練習後は専用クリーナーで汚れを落とし、保護シートを貼って保管。
初心者向けラバー(裏ソフト)
「卓球スタートショップ」で購入できます。
粘着ラバーが気になっている方へ。当店の裏ソフト135点で比べた硬さ(粘着47.0/テンション42.5)と値段(粘着のほうが安い)、それでも最初の1枚に勧めない理由は卓球の粘着ラバー|テンションとの違いと選ぶ目安にまとめています。
ラバーの「硬さ」の選び方
硬さは「柔らかめ」が球持ちがよく初心者向きです。硬度の数値はメーカーごとに基準が違うため他社製品と比べられませんが、同じメーカーの中では数値が小さいほど柔らかいと考えてください。両面に貼る場合、フォア面=やや硬め・バック面=柔らかめにする組み合わせが定番です。
- ラバーの手入れ方法とクリーナーの使い方
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硬さの数字をもっと詳しく読みたい方へ。メーカーごとに物差しが違う理由(ニッタクの「37.5(ドイツ基準:47.5)」)、同じシリーズの硬さ違いの実例、最初の1枚の決め方は卓球ラバーの硬さにまとめています。
ラバーの「スペック表示」の読み方
お店やパッケージには、スピード・スピン・スポンジ硬度などの数値が書かれていることがあります。メーカーごとに基準がちがうので、別ブランド同士で数字をそのまま比べることはできません。あくまで「同じシリーズの中で、どれが速いか・回転寄りか」を見るための目安と考えてください。初心者がチェックしたいのは次の2つです。
- スポンジ硬度:柔らかめ(数値が小さい)ほどボールが食い込みやすく、軽い力でも飛ばしやすい傾向。最初は柔らかめが扱いやすいです。
- スピードの数値:高すぎると勝手に飛んでオーバーミスが増えがち。基礎を固める段階では、ほどほどの数値の方が安定します。
数値の高さ=自分にとっての使いやすさ、ではありません。背伸びして高性能モデルを選ぶより、扱いやすい1枚で回転とコントロールの感覚を先に身につけるほうが、結果的に上達は早くなります。最初の1枚で迷ったらラケットの選び方とあわせて、ラケットとラバーの組み合わせ全体で考えるのがおすすめです。
張り替えサインを「打感」で見分けるコツ
寿命は時間の目安だけでなく、打っているときの感覚でも判断できます。見た目はきれいでも、次のように感じたら回転性能が落ち始めているサインです。
- ツッツキやサーブで、以前より回転がかかりにくく感じる
- こすったときの「引っかかり」が弱く、ボールがすべる感じがする
- 表面がテカって(光沢が出て)、指で触ったときの引っかかりが弱まる
1枚しか使っていないと、性能がゆっくり落ちるため変化に気づきにくいもの。気になる人は新品の手ざわりを覚えておくと比較しやすくなります。日々のお手入れで寿命は変わってくるので、用具を長く使う考え方は始めるのに必要なものガイドもあわせて確認しておくと安心です。
🛒 一緒にそろえたいもの
卓球は「ラケット1本あればOK」ではなく、打つ・運ぶ・守る・試合に出るまで考えると、いくつかの用具を一式でそろえると安心です。ここでは初心者の方がつまずきやすいポイントごとに、代表的なアイテムをまとめました。どれも卓球スタートショップで取り扱っています(多くはメーカーお取り寄せのため、ご注文から発送まで通常5〜10営業日ほどいただきます。在庫状況は各商品ページでご確認ください)。
必須ラバーは裏表で2枚必要(スターターセットなら2枚付属・貼り付けはご自身で行います)
片面は黒、もう片面は赤・青・ピンク・紫(バイオレット)・緑のいずれかを1枚ずつそろえます(黄・オレンジ・白などは使えません)。セットに付いてくるラバーは赤・黒の2枚組なので、赤と黒の組み合わせが基本です。
必須ラケットケース(持ち運び・保護に)
練習用練習球(多球)(大会の試合球は会場が用意することが多いので、まずは練習球を)
早めに卓球シューズ(屋内専用)(試合は屋内用シューズが必要。卓球専用でなくても構いません)
動ける服装でウェア(シャツ+ショーツ+ソックス)
普段の練習は動きやすい運動着で十分です。日本卓球協会が主催・公認する大会では、JTTA公認マーク入りのユニフォーム(シャツ・ショーツ)が必要になることが多く、市民大会やオープン大会は規定がゆるやかなこともあります。出場が決まったら大会要項の服装規定をご確認ください。
あると安心サイドテープ(エッジ保護)
自分で貼るなら必須接着剤(全部入りキットには塗らずに貼れる貼り付けシートが付属。通常のスターターセットでは接着剤が別途必要です)
あると上達メンテ用品(ラバーが長持ち)
何を買えばいいか迷ったら、まずはここから。
▶ スターターセット(ラケット+ラバーが一度にそろう本命)/予算重視のスターター
▶ 用具AI診断であなたに合う一式を提案/用具の選び方は用具完全ガイドもあわせてご覧ください。
▶ カテゴリからじっくり選ぶなら → ラバー売場/メンテナンス用品
打ち方や用具の相性が不安な方は、当サイトの運営者によるマンツーマンレッスン(60分5,000円)もご検討ください。最初の一式選びも相談できます。
卓球ラバーの張り替え料金と時期|1回いくら・80〜100時間の目安・貼り方
よくある質問
まとめ
初心者は「裏ソフト・中〜厚(1.7〜1.9mm)」から。まずは扱いやすいロングセラーで回転の感覚をつかみましょう。記事の中ほどで紹介した3枚(フレクストラ/スレイバー/ラウンデル)が、当店で買える初心者向けの裏ソフトです(ラウンデルは基礎ができてからのステップアップ用)。
ラケットとラバーの組み合わせで迷うときは、5つの質問でラケットとラバーの組み合わせを決めると、貼るのに必要な接着剤まで含めた合計金額で確認できます。
まとめで挙げた3枚
フレクストラ 税込2,150円/スレイバー 税込2,990円/ラウンデル(基礎ができてから) 税込4,180円
(卓球スタートショップ。在庫と色・サイズは各商品ページでご確認ください)

















