本記事は「卓球スタートショップ」が運営する情報メディア「卓球はじめの一歩」の記事です。記事内で紹介している商品には、当店で販売しているものが含まれます。
卓球は礼儀を大切にするスポーツ。試合の流れと基本マナーを知っておくと、気持ちよくプレーでき、相手にも好印象です。初心者が知っておきたいポイントをまとめました。
試合の基本的な流れ

- 試合前にあいさつ。じゃんけんや抽選でサーブ/コートを決める
- ラケットを相手に見せ、軽くウォームアップのラリーをする
- 11点先取でゲームを進め(10対10になったら2点差がつくまで続きます)、規定ゲーム数を先取した方が勝ち
- 試合後はあいさつ・握手でしめる
このとき見せ合うラケットは、両面に色の違うラバー(片面は黒、もう片面は赤など)を貼った状態であることが条件です。これから最初の1本を用意する方は、初心者向け卓球ラケットの選び方もあわせてご覧ください。
ウォームアップやゲームで使う球は、大会側が用意するのが普通です。ただしその球は、ふだんの練習で使っている練習球ではなく公認球(3スター球)であることがほとんどで、弾み方や回転のかかり方が微妙に違います。当日に「いつもと感覚が違う」とならないよう、試合球と練習球の違いを知ったうえで、大会前だけでも本番と同じ球で打っておくと安心です。
知っておきたいマナー
得点したときに大げさに喜びすぎない、相手のミスを笑わない、ボールは相手が取りやすいようにていねいに渡す——こうした心づかいが大切です。
エッジボールのときは一言
エッジ(台の上面のふち)にかすってラッキーな得点をしたときは、軽く手を上げて「すみません」と相手に伝えるのが卓球ならではの礼儀です。なお、上面のふちに当たった球は有効ですが、台の側面(サイド)に当たった球は無効で、相手の得点になります。
勝っても負けても、最後は笑顔であいさつ。マナーの良い人は、また打ちたいと思ってもらえて練習相手にも恵まれます。
場面ごとの「これだけは」
卓球のマナーは、覚えるものというより相手を待たせない・不快にさせないための気づかいです。試合中に迷いやすい場面をまとめました。
| 場面 | どうする |
|---|---|
| ボールを相手に返すとき | 床を転がすか、ワンバウンドでやさしく渡す。強く投げない |
| 隣の台にボールが入ったとき | そのラリーが終わるまで待ってから取りに行く |
| エッジで得点したとき | 軽く手を上げて「すみません」と伝える |
| 相手がミスをしたとき | 大げさに喜ばない。笑わない |
| 試合が終わったとき | 勝敗にかかわらず相手と握手し、審判にもお礼を伝える |
| サーブを打つ前 | 相手が構えたのを確認してから出す |
悪気なくやってしまいがちなこと
本人にその気がなくても、相手には気になる——という行為がいくつかあります。知らずにやっている人が多いので、先に挙げておきます。
- 手汗を台で拭く:台の表面に湿気や汚れが残ると、ボールの弾み方が変わります。汗はタオルで拭きましょう。
- 相手が構えている最中に動き回る:サーブを出そうとしている相手の視界で動くと、集中を切ってしまいます。
- 失点のたびに台を叩く・ラケットを放り投げる:悔しさの表れでも、公式戦では警告の対象になることがあります。
- 点数を言わずにサーブを出す:数え間違いのもとです。審判がいない試合ほど、声に出す習慣が効きます。
- 返球しながら「入ってない」と言い続ける:判定に不服があるときは、ラリーを止めてから落ち着いて確認します。
逆に言えば、この5つを避けるだけで「感じのいい選手」になれます。技術より先に身につく部分なので、初めての試合こそ意識してみてください。
服装・身だしなみ
動きやすく清潔感のあるウェアで臨みましょう。試合では汗をかくので、タオルや替えのソックスがあると快適です。爪を切る、長い髪はまとめる、なども安全のための基本マナーです。体育館では屋内用シューズが必要になるので、まだ持っていない方は卓球シューズの選び方を参考にしてください。
試合当日の身だしなみチェック
会場に着いてから慌てないよう、前日に確認しておきたい項目です。
- 爪を切っておく:長いままだと、握り替えのときに割れることがあります。
- 長い髪はまとめる:視界をさえぎると、飛んでくる球への反応が遅れます。
- アクセサリー類は外す:指輪やブレスレットは、相手にも自分にもケガのもとです。
- ゼッケン(大会指定がある場合)を前日に縫い付ける:当日の朝に慌てる人がとても多い項目です。
- 替えのシャツとソックスを入れる:1日に何試合もあると、汗で重くなります。
ウェアの色には制限があります
公式戦では、ボールと見分けがつきにくい色のウェアは着られません。白いボールを使う大会で真っ白なシャツを着る、オレンジのボールでオレンジのシャツを着る、といった組み合わせは避ける必要があります。大会によって使用球の色が違うので、要項で確認しておくと安心です。
また、公式戦では日本卓球協会の公認マークが入ったウェアが必要になる場合があります。部活の練習や地域のオープン大会では普段着でも問題ないことが多いので、まずは所属する大会の要項を見てから買いそろえれば十分です。くわしくは卓球の服装は何を着る?にまとめています。
試合当日のタイムライン
| 場面 | やること・マナー |
|---|---|
| 試合前 | 相手と挨拶→ラケット交換(相手のラバーを確認)→じゃんけんやコイントスで、勝った側がサーブ/レシーブ/コートのどれを取るかを決める |
| 練習ラリー | 2分以内が目安。フォア打ち中心に軽く |
| 試合中 | ネットイン・エッジで得点したら軽く手を上げて「すみません」の意思表示。ガッツポーズは相手に向けない |
| タオル | 合計得点が6の倍数(6点・12点…)のときと、ゲームの間(インターバル)。ラリーの合間に勝手に拭くのはNG |
| 試合後 | 勝っても負けても握手と挨拶。審判(いる場合)にも一礼 |
ベンチからの応援は、ラリー中は静かに、ポイントが決まってから。相手のミスを大声で喜ぶのはマナー違反とされます。初めての大会では、1試合目の前に必ずトイレと水分補給を済ませておきましょう。緊張で忘れがちです。
🏓 試合に出てみたくなったら、初心者向け 卓球の大会に出てみようで、大会の種類・探し方・申込みから当日の流れまで確認できます。
審判がいない試合で困らないための進め方
初心者が出る練習試合やオープン戦では、専任の審判がつかず、選手どうしで進行することがよくあります。「やり方が分からなくて止まってしまった」とならないよう、自分たちで進めるときの基本を押さえておきましょう。点数の数え方やサーブの細かいルールは卓球の点数の数え方・サーブのルール完全ガイドとあわせて読むと、進行がぐっと分かりやすくなります。
- サーブを打つ前に、声に出して点数を確認する…打つ人が点数をコールしてから始めると、お互いに点を確認でき、食い違いを防げます。
- サーブの順番を間違えたら、気づいた時点で正しい人に戻す…それまでに入った得点はそのまま有効です。やり直しにはなりません。
- どちらの点か迷ったらラリーをやり直す…お互いの記憶が食い違って決められないときは、もめずにそのポイントだけノーカウントで打ち直すのが穏やかな解決法です。
「レット(やり直し)」になる主な場面
プレーが止まって「やり直し」になるケースを知っておくと、あわてずにすみます。次のようなときは得点にならず、そのサーブをもう一度打ち直します。
- サーブがネットに触れてから相手コートに入ったとき(ネットインのサーブ)。ラリー中のネットインは有効ですが、サーブのときだけは打ち直しです。
- レシーバーがまだ構えていないのにサーブを打ってしまったとき。
- ボールを拾うなど、コート周りの予期せぬことでプレーが中断したとき。
初めての試合で緊張に飲まれないコツ
初めての試合は、誰でも手が震えて当たり前です。緊張そのものをなくそうとせず、ミスを減らす工夫に切り替えるのがコツです。試合の全体像をつかんでおきたい人は卓球初心者ロードマップも参考になります。
- 1本目のサーブは確実に入れにいく…難しいサーブを狙うより、まず台に入れて試合のリズムを作る方が、結果的に流れをつかみやすくなります。
- ポイントの合間は深呼吸して一拍おく…続けて打たず、一度ボールを持って息を整えるだけで、力みが抜けます。
- 負けが込んでも一球ずつに集中する…点差より「次の1本」だけを考えると、立て直しやすくなります。
- 結果より「やってみたこと」を振り返る…勝敗だけで判断せず、出せた技や課題をメモしておくと、次の試合に必ず生きます。
よくある質問
まとめ
ルールとマナーを守れば、初心者でも堂々と試合を楽しめます。気持ちよくプレーするための準備も整えておきましょう。
試合に備えてそろえたいもの
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