卓球の得点板|要るのか・選び方・代わりになるもの

【本記事について】
本記事は「卓球スタートショップ」が運営する情報メディア「卓球はじめの一歩」の記事です。記事内で紹介している商品には、当店で販売しているものが含まれます。

練習試合で点を数える「得点板(カウンター)」。買う前に知っておきたいことが1つあります。商品によって、表示できる点数の上限がまったく違うことです。当店で扱う5点を並べると、13・20・21・31とばらばらでした。卓球は10オールから2点差がつくまで続くので(ITTF 2.11.1)、上限が13の得点板では14対12になった時点で表示できなくなります

この記事では、得点板が要るのかどうか、買わずに済ませる方法、買うときに見る3つ(表示の上限・ゲーム数・重さ)、当店で扱う5点の実際の数字、使うときの決まりまでをまとめます。数字は当店の商品ページに書かれている実際の仕様で、価格は税込です。

点数の数え方そのものは卓球の点数の数え方、審判の手順は卓球の審判のやり方にあります。この記事は得点板という道具だけを扱います。

まず即答|買うなら見るのは3つ。その前に要るかを決める

得点板で押さえる4つ
  1. まず「要るか」を決める——1人で練習するだけなら要らない。練習試合を組むなら1台
  2. 表示の上限——当店の5点は13・20・21・31。13で止まるものは長いデュースで足りない
  3. ゲーム数が出るか——出るものと、小さい札で代用するものがある
  4. 重さ——当店の5点は120g〜0.9kg。7倍以上の差がある。持ち歩くなら軽い側

得点板は、無くても試合はできます。声に出して数えれば成立するからです。それでも1台あると便利なのは、数え間違いが起きたときに「どこまで戻すか」がすぐ分かるためです。

今すぐ確かめる手順:次の練習で、点を数え間違えた回数を数えてみてください。1日に2回以上起きるなら、得点板が効きます。起きないなら、まだ買わなくて構いません。

何のためにあるのか

卓球は11点先取で、両者が10点になったら2点差がつくまで続きます(ITTF 2.11.1)。1マッチは奇数ゲームで争われますが、何ゲームで行うかは条文で決まっておらず、大会の要項が決めます(ITTF 2.12.1)。

つまり、試合中に覚えておくことが2つあります。いまのゲームの点数と、取ったゲーム数です。得点板は、この2つを目に見える形にしておく道具です。

得点板があると助かる場面
  1. 数え間違いが起きたとき——「さっき何点だった」を思い出さずに戻せる
  2. 審判が交代したとき——引き継ぎが1秒で済む
  3. 見ている人がいるとき——保護者や次の順番の人が状況を分かる

数え方そのものと、カウントを忘れたときの直し方は卓球の点数の数え方にまとめています。

買わずに済ませる方法

「卓球 得点板」で調べる人の多くが、同時に「アプリ」「100均」「無料」も調べています。先にそちらの答えを書きます。

代わりになるもの使えるか注意
声に出して数える使える規則上これで足りる。サーブを出す前にスコアを言うのが基本の形
紙に「正」の字を書く使えるゲーム数も同じ紙に残せる。風で飛ぶので、台の上には置かない
スマホのアプリ使える会場によっては、コート脇でのスマホの扱いに決まりがあることがある。要項を確認
部の備品を借りる使えるまず顧問に聞く。部に1台あれば、個人で買う必要は無いことが多い

つまり個人で買う必要は、それほど高くありません。買う理由があるとすれば、自分たちで練習試合を組むときと、部に台数が足りないときです。部の備品の考え方は卓球部の備品と初期費用にまとめました。

スマホで済ませたい方へ。無料・登録なしで、点を取った側をタップするだけの得点板。URLやQRで見ている人に同じ点数が届く仕組み、サーブ交代・チェンジエンド・タイムアウトの合図、会場で使う前の決めごとは卓球の得点板アプリ|無料・登録なしでスマホが得点板になるにまとめています。

選び方①|表示の上限。ここがいちばん差が出る

当店で扱う5点の、得点の表示上限を並べます。商品ページに書かれている仕様のままです。

商品得点の表示ゲーム数の表示
プチカウンター2大札0〜13小札0〜4
JLカウンター大札0〜20(10〜20は赤)小札0〜4
ミニカウンター30〜210〜5
カウンターM0〜310〜7

13・20・21・31。ここまで開くとは思わなかった、という人が多いところです。

13で足りるのか

11点先取なので、ふつうに終われば最高で11点です。10オールになると2点差がつくまで続くので、12対10、13対11、14対12……と伸びていきます。

上限13の得点板で表示できる範囲
  1. 12対10——表示できる
  2. 13対11——表示できる
  3. 14対12——表示できない

つまりデュースが3回以上続くと足りません。実際の試合でそこまで伸びることは多くありませんが、起きたときに困るのがこの道具です。

一方で、上限が21や31の商品は昔の21点制にも対応できる作りです。いまの11点制なら、20あれば実用上は十分と考えて構いません。

デュースの決まりは卓球のデュースとは?にまとめています。

選び方②|ゲーム数が出るか

1マッチは奇数ゲームで争われ(ITTF 2.12.1)、3ゲームマッチなら2本先取、5ゲームマッチなら3本先取です。このゲーム数をどう表すかも、商品によって違います。

表し方当店の商品使い勝手
専用の表示があるミニカウンター3(0〜5)、カウンターM(0〜7)見てすぐ分かる。7まであれば7ゲームマッチにも対応できる
小さい札で代用するプチカウンター2、JLカウンター(小札0〜4)4まで。5ゲームマッチ(3本先取)までなら足りる

学校の大会は3ゲームマッチか5ゲームマッチが多いので、ゲーム数は4まであれば実用上は足ります。1試合にかかる時間は卓球の試合時間は何分?にまとめました。

選び方③|重さと大きさ

持ち歩くかどうかで、選ぶものが変わります。当店の5点の実寸と重さです。

商品サイズ(使用時)重さ
プチカウンター2奥行9×幅21×高さ12cm120g
ミニカウンター3高さ13.8×幅22.5cm約200g
JLカウンター奥行13×幅41×高さ20.5cm600g
カウンターMW38×H21.5×D19.5cm約820g
卓球携帯カウンター幅43×高さ22×奥行20cm0.9kg

120gと0.9kgでは7倍以上違います。120gは500mlのペットボトルの約4分の1です。自分のバッグに入れて持ち歩くなら、200g以下の側を選んでください。

一方、幅40cm前後の大きいものは離れた場所からでも読めます。部の備品として台のそばに置くなら、こちらが向きます。JLカウンターには不織布のバッグが付いていて、設営と持ち運びを考えた作りになっています。

どう選ぶか、3行でまとめると

  • 自分のバッグに入れて持ち歩く → プチカウンター2(120g)かミニカウンター3(約200g)
  • 部の備品として置く → JLカウンター、カウンターM、卓球携帯カウンター
  • 迷ったら得点21・ゲーム5まで出て約200gのミニカウンター3が、上限と重さの両方で無理がない

当店で買える5点|価格順

商品メーカー得点/ゲーム重さ価格
ミニカウンター3バタフライ0〜21/0〜5約200g¥2,200
プチカウンター2ニッタク0〜13/小札0〜4120g¥2,420
JLカウンターニッタク0〜20/小札0〜4600g¥4,730
カウンターMヴィクタス0〜31/0〜7約820g¥5,720
卓球携帯カウンターカネヤ——0.9kg¥7,040

価格は¥2,200から¥7,040まで。いちばん安いミニカウンター3が、得点21・ゲーム5まで表示できて約200gという仕様です。値段と仕様が比例していない道具なので、金額より表示の上限と重さで選んでください

使うときの決まり

得点板そのものについての条文はありませんが、置き方と扱いで気をつけることがあります。

置き方と扱いで守る3つ
  1. 台の上に置かない——ITTF 2.10.1.9により、相手が競技面を動かしたら失点になる。得点板が台に触れて動くような置き方は避ける
  2. ラリーの合間にめくる——プレー中に手を出すと、視界に入って妨げになる
  3. 誰がめくるかを先に決める——審判がいるならその人。いないなら、負けた側か、待っている人

練習試合で審判を交代しながら回すときは、「点をコールする人が得点板もめくる」と決めておくと、ずれません。審判の手順は卓球の審判のやり方にまとめています。

今すぐ確かめる手順:部に得点板があるなら、大札がいくつまであるかを見てください。13で止まるものなら、デュースが伸びたときにどうするかを先に決めておくと、当日あわてません。

よくある質問

Q得点板は必ず必要ですか
A.必要ではありません。声に出して数えれば規則上は足ります。あると助かるのは、数え間違いが起きたときに戻す点を思い出さずに済むことです。
Q100均のものでも使えますか
A.この記事では当店で扱う卓球用の5点の仕様を比べています。他店の商品については、同じ3つ——得点の表示上限・ゲーム数の表示・重さ——を見て判断してください。
Qスマホのアプリでもいいですか
A.使えます。ただし会場によってはコート脇でのスマホの扱いに決まりがあることがあるので、大会の要項を確認してください。
Q得点の表示は何点まであれば足りますか
A.11点先取で10オールから2点差がつくまで続くので、20あれば実用上は十分です。13で止まるものは14対12以上を表示できません。
Qゲーム数は何まで必要ですか
A.学校の大会は3ゲームマッチか5ゲームマッチが多いので、4まであれば足ります。1マッチを何ゲームで行うかは大会の要項が決めます(ITTF 2.12.1)。
Q台の上に置いてもいいですか
A.避けてください。ITTF 2.10.1.9は「相手が競技面を動かしたら得点」と定めています。得点板が台に触れて動く置き方は、もめるもとになります。
Q誰がめくるのですか
A.審判がいればその人です。いない練習試合では、先に決めておくことが大事です。「点をコールする人がめくる」と決めておくと、ずれません。

まとめ

得点板は無くても試合はできる道具です。声に出して数えれば規則上は足ります。買う理由は、自分たちで練習試合を組むときと、部に台数が足りないときです。

買うなら見るのは3つ。①表示の上限(当店の5点は13・20・21・31。13は14対12以上を表示できない)、②ゲーム数の表示(4まであれば足りる)、③重さ(120g〜0.9kgで7倍以上の差)。

価格は¥2,200〜¥7,040ですが、値段と仕様は比例していません。いちばん安いミニカウンター3が、得点21・ゲーム5まで表示できて約200gです。

そして置き方。台の上には置かない(ITTF 2.10.1.9)。ラリーの合間にめくり、誰がめくるかを先に決めておく——これだけで当日もめません。

用具えらびのチェックリスト(PDF)をお送りします

はじめて道具をそろえるときに「何を・どの順番で決めるか」を1枚にまとめたものです。印刷して、そのままお店で使えます。あわせて、ラバーを貼った状態で届く貼り上がり完成ラケット(来春の予約企画)の先行案内もお届けします。

メールアドレス

※登録は無料です。配信停止はいつでもできます。個人情報の扱いはプライバシーポリシーをご覧ください。

予期しない問題が発生しました。 後でもう一度やり直すか、他の方法で管理者に連絡してください。