本記事は「卓球スタートショップ」が運営する情報メディア「卓球はじめの一歩」の記事です。記事内で紹介している商品には、当店で販売しているものが含まれます。
「卓球部に入りたい」と言われて、まず知りたいのはいくらかかるかだと思います。結論から書くと、入部してすぐ必要なものは約1万7千〜2万1千円、試合に出るための装備まで足すと約2万8千〜3万2千円です。ただし本当に効いてくるのは初期費用ではなく、2年目以降も毎年かかるラバーの張り替え代のほうです。
この記事の金額は、当サイトと同じ運営者が営む卓球スタートショップの実際の販売価格から計算しています(価格は変わることがあります)。相場のイメージではなく、いま買える値段です。
まず結論——1年目の合計
用具にかかるお金を、2つの構成で計算しました。どちらもラケット・ラバー2枚・シューズ・ボールが入った、そのまま部活に行ける状態です。
| 入部してすぐ | 試合の装備を足すと | |
|---|---|---|
| 安くそろえる | 約17,300円 | 約28,000円 |
| 標準的にそろえる | 約20,900円 | 約31,700円 |
1年目は用具をそろえる費用が目立ちますが、2年目以降はラバーの張り替えだけで年間3万〜4万4千円かかります(部活で毎日練習する場合)。ラケットは何年も使えますが、ラバーは消耗品です。「最初に3万円」ではなく「毎年3万円台」で考えておくと、あとで慌てません。
この記事は「生徒ひとりが払うお金」の話です。部として学校のお金で買う備品(練習球の箱・ネット・保護用品)と、その金額は卓球部の備品と初期費用|顧問が最初に買うものにまとめています。
入部してすぐ要るもの
入部した週に必要になるのは、この5つです。ユニフォームは公式戦に出るまで要らないので、ここには入れていません。

安くそろえる場合(約17,300円)
| 品目 | 例 | 価格 |
|---|---|---|
| ラケット+ラバー2枚 | 【ジュニアセット】エクスターV+マークV | 9,200円 |
| 貼り付けシート | チャックシート2 | 330円 |
| シューズ | ジェット・インパクトNEO2 | 6,380円 |
| 練習球 | Jトップトレ球 6個入 | 693円 |
| シューズ袋 | ラインシューズサック | 704円 |
| 合計 | 17,307円 |
標準的にそろえる場合(約20,900円)
| 品目 | 例 | 価格 |
|---|---|---|
| ラケット+ラバー2枚 | コルベル+マークV | 10,900円 |
| 貼り付けシート | チャックシート2 | 330円 |
| シューズ | レゾライン レイス | 7,150円 |
| 練習球 | Jトップトレ球 6個入 | 693円 |
| ラケットケース | インナーケース | 1,320円 |
| クリーナー | デイリークリーナー | 550円 |
| 合計 | 20,943円 |
ここでいちばん驚かれるのが、ラケットは板だけで売られていることです。打てる状態にするにはラバーを表と裏に1枚ずつ、計2枚買って貼る必要があります。上の表がセット商品になっているのはそのためです。ばらばらに買うより、セットのほうが1,600〜2,200円ほど安くなります。
シューズは体育館用で構いませんが、卓球は横方向に細かく動くので、底の減り方が普通の運動靴とは違います。選び方は卓球シューズの選び方にまとめました。
試合に出るときに足すもの
公式戦に出ることが決まったら、ユニフォームとゼッケンが必要になります。ある県の中学校大会の確認事項では「上下とも公認のものであること(学校指定の体操着やハーフパンツ等は不可)」とされていました。大会によって扱いが違うので、要項で確かめてください。
| 品目 | 例 | 価格 |
|---|---|---|
| ゲームシャツ | ハイパーJ ゲームシャツ(日本卓球協会公認) | 3,960円 |
| ゲームパンツ | ストレッチ・ゲームハーフパンツ | 4,400円 |
| ソックス | モダンソックス | 1,100円 |
| ゼッケンピン | ゼッケンピン ビードロ(2個入) | 330円 |
| 試合球 | スリースターボールA40+(3個) | 924円 |
| 合計 | 10,714円 |
小学生や体の小さい中学生には、ジュニアサイズのゲームシャツ(130/140/150)もあります。6,160円なので、この場合の合計は12,914円です。
全国中学校卓球大会の要項には「公認ホワイト球(プラスチック)を使用する」とあります。ボールと同じ白いシャツは見分けがつかないため使えません。また、日本卓球協会が主催する大会と日本卓球ルールを適用する大会では、JTTAマークが付いた競技用のシャツ・ショーツが必須です。マークの無い普通のスポーツウェアを買ってしまうと、試合で着られません。
ゼッケンそのものは、学校や所属チームでまとめて用意することが多い品です。寸法や書き方は大会の要項で決まっているので、卓球のゼッケンの付け方と書き方を先に読んでおくと、前日に慌てずにすみます。
なお、試合球は主催者が用意するのが普通です。公認球を自分で買うのは、練習で試合と同じ球を使いたいときのためで、必須ではありません。
毎年かかるお金——本体はラバー
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいところです。卓球で毎年いちばんお金がかかるのはラバーの張り替えで、ラケット本体より高くつきます。
ラバーは打った合計時間でおよそ80〜100時間が交換の目安です。部活で毎日(週5回×2時間)練習すると1か月で約40時間なので、2〜3か月に1回、年に4〜6回の張り替えになります。
| 1回あたり | 年4回 | 年6回 | |
|---|---|---|---|
| マークV 2枚+貼り付けシート | 7,370円 | 29,480円 | 44,220円 |
つまり年間およそ3万〜4万4千円。これは価格をおさえたラバーで計算した金額なので、上の価格帯のラバーを選ぶとさらに増えます。当店で在庫のある裏ソフト(ラージボール用を除く156点)の価格帯は、いちばん安いもので2,750円、中央値で6,050円です。1枚6,050円のものを両面に貼ると、貼り付けシートを足して1回12,430円、年4回で49,720円になります。
ラケットの板は割ったり削ったりしなければ何年も使えます。中学の3年間、同じラケットにラバーだけ張り替えて使う、という形が成り立ちます。最初にラケットへ多めに出しても、それは1回きりの出費——逆にラバーは毎回かかる、と考えると予算配分が決めやすくなります。
張り替えの時期の見分け方や、貼り方の手順は卓球ラバーの張り替え時期と貼り方にまとめています。
このほかに、ボールは割れたり変形したりするので少しずつ買い足します。シューズも履いているうちに底が減ります。成長期はサイズも変わるので、買い替えを予算に入れておくと安心です。
「うちの子の練習量だといくらか」を出したい方は、卓球の費用シミュレーターをお使いください。練習の回数を選ぶだけで、張り替え代まで含めた1年目の総額が出ます。すでに持っているものはチェックを外して除けます。
学校と協会に払うお金
用具のほかに、学校・協会・大会に払うお金があります。ここは金額が地域や学校でまったく違うので、数字を鵜呑みにせず、それぞれの窓口で確かめてください。
| 何のお金か | 確かめる先 | |
|---|---|---|
| 部費 | 部の運営費・ボールなどの共同購入費。学校によって月額のところと年額のところがあります | 顧問の先生 |
| 協会の登録料 | 公式戦に出るには日本卓球協会への会員登録が必要です。金額は都道府県ごとに、また登録する区分によっても違います。東京都卓球連盟の案内では、日本卓球協会分が「1名1,500円/中学生以下1名700円」となる区分と、「1名4,000円」となる区分があります。学校を通して登録する場合の区分と金額は、顧問の先生に確認してください | 顧問の先生/都道府県の卓球協会 |
| 大会の参加費 | 大会ごとに要項で決まっています。全国中学校卓球大会の要項では、参加料が選手1人4,000円、これとは別に熱中症対策費1,000円と定められていました。地区の大会はこれとは別に決まっているので、要項で確かめてください | 大会の要項 |
| 遠征・宿泊 | 会場までの交通費。遠方の大会では宿泊費がかかります | 大会の要項/顧問の先生 |
「協会に登録しないと試合に出られないのですか?」とよく聞かれますが、公式戦(中体連の大会や協会主催の大会)は登録が前提です。一方で、誰でも申し込めるオープン大会もあります。大会の種類と探し方は卓球の大会に出てみようにまとめました。
参照:全国中学校卓球大会要項「参加料等」/一般社団法人東京都卓球連盟 登録の流れ/公益財団法人日本卓球協会 協会会員登録
安くする順番
削るなら順番があります。削ってよいところと、削ると続かなくなるところを分けて考えてください。
| 内容 | |
|---|---|
| 削ってよい | ケース・シューズ袋・クリーナーなど小物は、あとから買い足しても困りません。ケースはタオルに包んで持ち運べば当面しのげます |
| セットで買う | ラケットとラバーを別々に買うより、セットのほうが1,600〜2,200円安くなります。組み合わせを迷う時間も要りません |
| 削らないほうがよい | シューズ。底の作りが違うので、普通の運動靴だと横に動いたとき滑ります。けがにつながるところは削らないでください |
| やめたほうがよい | ラバーが張り替えられない安価な「ラバー貼りラケット」。数千円で買えますが、ラバーがすり減っても交換できないので、本格的に練習するとすぐ使えなくなります |
入門用のラケットとラバーのセットは9,200円から用意があります。ここを2万円にしても、始めたばかりの時期に差が出ることはほとんどありません。浮いたぶんをラバーの張り替え代に回すほうが、結果的に長く続けられます。
よくある質問
まとめ
中学の卓球部にかかるお金は、入部してすぐが約1万7千〜2万1千円、試合の装備まで入れて約2万8千〜3万2千円。これに部費・協会の登録料・大会の参加費が加わります。
そして本当に効いてくるのは、2年目以降も毎年かかるラバーの張り替え代(年3万〜4万4千円)です。ラケットは何年も使えるので、最初に少し良いラケットを選び、ラバー代を毎年の予算に組み込む——この形にしておくと、3年間の見通しが立てやすくなります。
費用表に入れた用具(在庫のそろっているもの)
ジュニアセット エクスターV+マークV 税込9,200円/コルベル+マークV(ラバー2枚付き) 税込10,900円/Jトップトレ球 6個入 税込693円/インナーケース 税込1,320円
(卓球スタートショップ。在庫と色・サイズは各商品ページでご確認ください)
用具えらびのチェックリスト(PDF)をお送りします
はじめて道具をそろえるときに「何を・どの順番で決めるか」を1枚にまとめたものです。印刷して、そのままお店で使えます。あわせて、ラバーを貼った状態で届く貼り上がり完成ラケット(来春の予約企画)の先行案内もお届けします。
▼ 実際の商品と値段で確かめる
1万円台でどこまでそろうかを、実売価格で確かめられます。
予算1万円台で始める卓球|初心者セットの選び方とおすすめ構成(当サイトの運営者が運営する卓球スタートショップのコラム)
