本記事は「卓球スタートショップ」が運営する情報メディア「卓球はじめの一歩」の記事です。記事内で紹介している商品には、当店で販売しているものが含まれます。
メーカーはどう選ぶ?【30秒でわかる結論】
卓球シューズはメーカーによって「幅・かかとの支え・重さ・価格帯」の4つが変わります。逆に言えば、変わるのはその4つだけです。だから決め方はかんたんで、①足の幅が広いか、②いくらまで出せるか——この2つを先に決めれば、メーカーは自然に1つに絞れます。
足の幅が広い・甲が高いと感じている方は、サイズを0.5cm上げる前に、メーカーが「幅広」「ワイド」と明記しているモデルを見てください。サイズそのものの決め方は卓球シューズの選び方|サイズの決め方にまとめています。
「どのメーカーの靴にすればいいのか」は、サイズの測り方を読んだあとに必ずぶつかる質問です。この記事では、当店で実際に買える5メーカー(ヤサカ・バタフライ・ニッタク・アシックス・ヴィクタス)について、メーカー自身が公表している説明と、当店の販売価格をもとに違いを整理します。
当店で買えるのは5メーカー。まず表で見る
先に結論の表です。価格は当店で販売しているモデルの範囲、幅の欄はメーカーが公表している表記にもとづいています。
| メーカー | 当店の価格帯 | 幅広モデル | こんな人に |
|---|---|---|---|
| ヤサカ | ¥6,380 | 表記なし | 出費を抑えて1足目をそろえたい |
| バタフライ | ¥7,150〜¥14,300 | あり(ビラータ) | 選択肢の多さから選びたい |
| ニッタク | ¥9,350〜¥19,800 | あり(ムービングエアロ) | 最初の1足をはっきり決めたい |
| アシックス | ¥10,000〜¥16,000 | 表記はSTANDARD | 足まわりの作りを重視したい |
| ヴィクタス | ¥13,200〜¥16,500 | 表記なし | 2足目に上の価格帯から選びたい |
| ミズノ | — | — | 当店では取り扱いがありません |
メーカーで変わるのは4つだけ

メーカーが違っても、卓球シューズであれば「体育館の床で横に滑りにくい」という基本は共通です。差が出るのは次の4点です。
- 幅(ワイズ)……足の甲まわりの太さ。ここが合っていないと、サイズが合っていても足の側面が当たって痛くなります。
- かかとの支え……かかとを包む部分の硬さ。しっかりしているほど、切り返しで足が内側に倒れにくくなります。
- 重さ……軽いほど足を出す動作がラクになります。かわりに、支える部品が減るぶん作りは薄くなります。
- 価格帯……メーカーによっては、入り口と上位で倍以上ちがいます(バタフライとニッタク)。まずメーカーより価格帯を決めるほうが早いこともあります。
「グリップが強い/弱い」でメーカーを比べたくなりますが、体育館の床の状態によって変わるため、カタログの言葉だけで比べても当てになりません。先に幅と予算で絞るほうが失敗しにくい選び方です。
メーカー別の特徴と、当店で買えるモデル
ヤサカ|出費を抑えて1足目をそろえる
当店で扱っているのはジェット・インパクトNEO2とジェット・インパクトNEOの2モデルで、どちらも¥6,380です。ただし2026年8月25日時点で、NEO2は20.0・21.0・22.0・27.0・27.5・28.0cm、NEOは22.5・27.5・28.0cmしか在庫がありません(23.0〜26.5cmは両機種とも売り切れ)。この帯のサイズなら、レゾライン ユニゼス II(¥7,150・22.5〜28.0cm)かスピンムーブ(¥9,350・22.0〜28.0cm)が確実です。メーカーは「機能性とコストパフォーマンスに優れた」と説明しています。サイズはNEO2が20.0cmから、NEOが22.0cmからです。幅についての表記はないため、足の幅が広い自覚がある方は次のバタフライかニッタクのワイドモデルを先に見てください。サイズによっては欠品していることがあるので、履きたいサイズがあるかは商品ページで確認してください。
バタフライ|モデル数が多く、幅広も選べる(屋外用モデルに注意)
「レゾライン」シリーズで展開していて、当店の取り扱いは¥7,150〜¥14,300の10モデルです。メーカーはモデルごとに位置づけをはっきり書いていて、ユニゼス II が「入門用」、レイスが「初〜中級選手向け」、ビラータが「軽量・幅広モデル」と説明されています。迷ったら、この3つのどれに当てはまるかで選べます。
注意点が1つあります。同じレゾラインでもTRは「アウトドアでの使用に最適」とメーカーが説明している屋外向けのモデルです。体育館で使う靴を探しているなら、この1本だけは避けてください。
ニッタク|入り口のモデルと、幅広モデルがはっきり分かれている
当店の取り扱いは¥9,350〜¥19,800の5モデルです。スピンムーブはメーカーの説明がそのまま「初めてのシューズに」で、最初の1足として位置づけられています。一方のムービングエアロは「軽量ワイドモデル」と明記されていて、幅が気になる方の選択肢になります。上位のムービングエースは、ヨネックスとの共同開発とメーカーが公表しているモデルです。
アシックス|足を支える設計。幅の表記は「STANDARD」
当店の取り扱いは¥10,000〜¥16,000の3モデルです。アシックスはモデルごとの狙いを言葉で分けていて、エクスカウンター2は「素早いフットワークをサポートするスピードモデル」、ドミネイトFF2は「フラッグシップモデル」と説明されています。ドミネイトFF2の幅の表記はSTANDARDです。幅広の表記があるモデルは当店の取り扱い分にはないため、足の幅が広い方は他社のワイドモデルと比べてから決めてください。
ヴィクタス|入門帯は置いていない。2足目からの価格帯
当店の取り扱いは¥13,200〜¥16,500の2モデルです。トライアンエヴォルブV(税込¥13,200)はメーカーが「屈曲性・グリップ力・バランス性を高め、柔軟性と安定性を両立」と説明していて、上位のトライアンフォースV(税込¥16,500)は「ハイエンドモデル」と位置づけられています。幅についての表記はどちらにもありません。
注意しておきたいのは価格帯です。この2モデルはどちらも¥13,000超で、他社の入り口(¥6,380〜¥10,000)より1段上にあります。部活の1足目として比べる相手ではなく、2足目や買い替えのときに見るメーカーだと考えてください。サイズはどちらも22.5cmからなので、小学生の小さいサイズを探している場合は他社を見ることになります。
当店で取り扱いのないメーカー(ミズノなど)
ミズノも卓球用品を出していますが、シューズは当店の仕入れ先で取り扱いがないため、当店では販売していません。この記事でも比較の対象からは外しています。実物を試したい場合は、取り扱いのある店舗でご確認ください。
当店で買える卓球シューズ(メーカー別)
価格は毎日自動で照合しています。サイズの在庫は商品ページでご確認ください。
幅広・甲高の人はどう選ぶか
足の幅が広い、甲が高いと感じている方が最初にやりがちなのが「サイズを0.5cm上げる」です。これは一時的に当たりは弱くなりますが、かかとが余って靴の中で足が前後に動くので、止まる動作のたびにつま先がぶつかり、かえって痛くなることがあります。
順番はこうです。
- まず幅広と明記されているモデルを見る……当店の取り扱いでは、バタフライ「レゾライン ビラータ」(メーカー表記=軽量・幅広モデル)と、ニッタク「ムービングエアロ」(同=軽量ワイドモデル)の2つです。
- それでも当たるならひもの通し方をゆるめる……甲の部分だけ1段飛ばして通すと、締めつけが弱くなります。
- サイズを上げるのは最後の手段……上げるなら0.5cmまで。1.0cm上げるとかかとが確実に余ります。
なお「3E」「4E」のような幅の表記は、卓球シューズでは必ずしも書かれていません。当店の取り扱い分で幅の表記があるのはアシックス ドミネイトFF2の「STANDARD」だけで、他社は「幅広」「ワイド」という言葉で示しています。表記がない=細いという意味ではないので、実際に履いて確かめるのが確実です。
予算別の決め方
部活の1足目
6,000〜10,000円の範囲で選べば十分です。この価格帯には、ヤサカ ジェット・インパクトNEO2(¥6,380)、バタフライ レゾライン ユニゼス II(¥7,150)、バタフライ レゾライン ビラータ(¥8,250)、ニッタク スピンムーブ(¥9,350)があります。まだ足のサイズが変わる時期なら、上位モデルを買っても履ける期間が短くなるので、この帯から選ぶのが現実的です。
2足目・買い替え
1足目で「かかとがぐらつく」「重い」と感じた点があれば、そこを直せるモデルに上げます。10,000〜20,000円の帯には、アシックス アタック ハイパービート4(¥10,000)、ヴィクタス トライアンエヴォルブV(¥13,200)、アシックス アタック ドミネイトFF2(¥16,000)、ヴィクタス トライアンフォースV(¥16,500)、ニッタク ムービングエアロ(¥19,800)などがあります。
練習用と試合用を分けるべきか
分ける必要はありません。靴底のゴムは練習でも試合でも同じように減ります。2足を交互に履くと1足あたりの寿命は延びますが、最初から2足そろえる必要はなく、1足目が減ってきたタイミングで2足目を足すほうが無駄がありません。
買う前に1つだけ確認すること(屋外用と間違えない)
屋外用モデルを体育館用と間違えないでください。
当店で扱っている中では、バタフライ「レゾライン TR」がこれにあたります。メーカーの説明が「アウトドアでの使用に最適」となっており、体育館の床向けではありません。商品名が同じ「レゾライン」なので、シリーズ名だけで選ぶと取り違えます。
もう1つ、体育館によっては靴底の色に決まりがあることがあります。色つきの靴底で床に跡が残るのを避けるための決まりで、学校や施設ごとに違います。心配なときは購入前に顧問の先生や施設に確認してください。
よくある質問
メーカーを途中で変えると違和感がありますか?
足の幅や、かかとの包み方が変わるので、履き始めは違って感じます。ただ数回履けば慣れる範囲です。それより、同じメーカーでもモデルが変わると履き心地は変わるので、「メーカーをそろえる」ことにこだわる必要はありません。
中学の部活で、メーカーの指定はありますか?
卓球のルール上、シューズのメーカーに決まりはありません。学校や部の決まりがある場合だけ、それに従ってください。
サイズはどう決めればいいですか?
かかとからいちばん長い指までの長さ(足長)を測り、0.5〜1.0cmを足した数字を目安にします。測り方の手順は卓球シューズの選び方|サイズの決め方で説明しています。
シューズ以外に何が必要ですか?
ラケット・ラバー・シューズ・ボールが基本の4点です。卓球を始めるのに必要なもの|初心者の準備リストに一覧があります。ラケットの選び方は卓球ラケットの選び方|初心者向けに4つの軸で解説をご覧ください。
まとめ
メーカーで変わるのは「幅・かかとの支え・重さ・価格帯」の4つだけです。だから決め方は、①足の幅が広いかどうか、②予算——この順に決めれば絞れます。
- 幅が気になる → バタフライ「レゾライン ビラータ」/ニッタク「ムービングエアロ」(どちらもメーカーが幅広と明記)
- 出費を抑えたい → バタフライ「レゾライン ユニゼス II」(¥7,150)。ヤサカの2機種は¥6,380と安いのですが、いま買えるサイズがごく限られています(下記)
- 最初の1足として決め打ちしたい → ニッタク「スピンムーブ」(メーカーの説明が「初めてのシューズに」)
- 足まわりの作りを重視したい → アシックスのアタックシリーズ
- 2足目で1段上の帯から選びたい → ヴィクタス「トライアンエヴォルブV」(¥13,200)
メーカーが決まったら、次はサイズです。通販でサイズを外さない手順は卓球シューズの選び方|サイズの決め方にまとめてあります。サイズが分からないときは、お問い合わせフォームから相談していただいても大丈夫です。
まとめで挙げたモデル(サイズの欠けが無いもの)
レゾライン ユニゼス II(22.5〜28.0cm) 税込7,150円/スピンムーブ(22.0〜28.0cm) 税込9,350円/レゾライン ビラータ(幅広・22.5〜28.0cm) 税込8,250円/アタック ハイパービート4(20.0・22.0〜28.0cm) 税込10,000円/トライアンエヴォルブV(2足目に) 税込13,200円
(卓球スタートショップ。在庫と色・サイズは各商品ページでご確認ください)
用具えらびのチェックリスト(PDF)をお送りします
はじめて道具をそろえるときに「何を・どの順番で決めるか」を1枚にまとめたものです。印刷して、そのままお店で使えます。あわせて、ラバーを貼った状態で届く貼り上がり完成ラケット(来春の予約企画)の先行案内もお届けします。








