卓球の試合の流れとマナー|初心者向け

【本記事について】
本記事は「卓球スタートショップ」が運営する情報メディア「卓球はじめの一歩」の記事です。記事内で紹介している商品には、当店で販売しているものが含まれます。

卓球は礼儀を大切にするスポーツ。試合の流れと基本マナーを知っておくと、気持ちよくプレーでき、相手にも好印象です。初心者が知っておきたいポイントをまとめました。

試合の基本的な流れ

卓球の試合の流れ5ステップを示す図
図解:試合は「あいさつに始まり、あいさつに終わる」のが基本の流れ
  • 試合前にあいさつ。じゃんけんや抽選でサーブ/コートを決める
  • ラケットを相手に見せ、軽くウォームアップのラリーをする
  • 11点先取でゲームを進め(10対10になったら2点差がつくまで続きます)、規定ゲーム数を先取した方が勝ち
  • 試合後はあいさつ・握手でしめる

このとき見せ合うラケットは、両面に色の違うラバー(片面は黒、もう片面は赤など)を貼った状態であることが条件です。これから最初の1本を用意する方は、初心者向け卓球ラケットの選び方もあわせてご覧ください。

ウォームアップやゲームで使う球は、大会側が用意するのが普通です。ただしその球は、ふだんの練習で使っている練習球ではなく公認球(3スター球)であることがほとんどで、弾み方や回転のかかり方が微妙に違います。当日に「いつもと感覚が違う」とならないよう、試合球と練習球の違いを知ったうえで、大会前だけでも本番と同じ球で打っておくと安心です。

知っておきたいマナー

得点したときに大げさに喜びすぎない、相手のミスを笑わない、ボールは相手が取りやすいようにていねいに渡す——こうした心づかいが大切です。

エッジボールのときは一言

エッジ(台の上面のふち)にかすってラッキーな得点をしたときは、軽く手を上げて「すみません」と相手に伝えるのが卓球ならではの礼儀です。なお、上面のふちに当たった球は有効ですが、台の側面(サイド)に当たった球は無効で、相手の得点になります。

ワンポイント
勝っても負けても、最後は笑顔であいさつ。マナーの良い人は、また打ちたいと思ってもらえて練習相手にも恵まれます。

場面ごとの「これだけは」

卓球のマナーは、覚えるものというより相手を待たせない・不快にさせないための気づかいです。試合中に迷いやすい場面をまとめました。

場面どうする
ボールを相手に返すとき床を転がすか、ワンバウンドでやさしく渡す。強く投げない
隣の台にボールが入ったときそのラリーが終わるまで待ってから取りに行く
エッジで得点したとき軽く手を上げて「すみません」と伝える
相手がミスをしたとき大げさに喜ばない。笑わない
試合が終わったとき勝敗にかかわらず相手と握手し、審判にもお礼を伝える
サーブを打つ前相手が構えたのを確認してから出す

悪気なくやってしまいがちなこと

本人にその気がなくても、相手には気になる——という行為がいくつかあります。知らずにやっている人が多いので、先に挙げておきます。

  • 手汗を台で拭く:台の表面に湿気や汚れが残ると、ボールの弾み方が変わります。汗はタオルで拭きましょう。
  • 相手が構えている最中に動き回る:サーブを出そうとしている相手の視界で動くと、集中を切ってしまいます。
  • 失点のたびに台を叩く・ラケットを放り投げる:悔しさの表れでも、公式戦では警告の対象になることがあります。
  • 点数を言わずにサーブを出す:数え間違いのもとです。審判がいない試合ほど、声に出す習慣が効きます。
  • 返球しながら「入ってない」と言い続ける:判定に不服があるときは、ラリーを止めてから落ち着いて確認します。

逆に言えば、この5つを避けるだけで「感じのいい選手」になれます。技術より先に身につく部分なので、初めての試合こそ意識してみてください。

服装・身だしなみ

動きやすく清潔感のあるウェアで臨みましょう。試合では汗をかくので、タオルや替えのソックスがあると快適です。爪を切る、長い髪はまとめる、なども安全のための基本マナーです。体育館では屋内用シューズが必要になるので、まだ持っていない方は卓球シューズの選び方を参考にしてください。

試合当日の身だしなみチェック

会場に着いてから慌てないよう、前日に確認しておきたい項目です。

  • 爪を切っておく:長いままだと、握り替えのときに割れることがあります。
  • 長い髪はまとめる:視界をさえぎると、飛んでくる球への反応が遅れます。
  • アクセサリー類は外す:指輪やブレスレットは、相手にも自分にもケガのもとです。
  • ゼッケン(大会指定がある場合)を前日に縫い付ける:当日の朝に慌てる人がとても多い項目です。
  • 替えのシャツとソックスを入れる:1日に何試合もあると、汗で重くなります。

ウェアの色には制限があります

公式戦では、ボールと見分けがつきにくい色のウェアは着られません。白いボールを使う大会で真っ白なシャツを着る、オレンジのボールでオレンジのシャツを着る、といった組み合わせは避ける必要があります。大会によって使用球の色が違うので、要項で確認しておくと安心です。

また、公式戦では日本卓球協会の公認マークが入ったウェアが必要になる場合があります。部活の練習や地域のオープン大会では普段着でも問題ないことが多いので、まずは所属する大会の要項を見てから買いそろえれば十分です。くわしくは卓球の服装は何を着る?にまとめています。

試合当日のタイムライン

場面やること・マナー
試合前相手と挨拶→ラケット交換(相手のラバーを確認)→じゃんけんやコイントスで、勝った側がサーブ/レシーブ/コートのどれを取るかを決める
練習ラリー2分以内が目安。フォア打ち中心に軽く
試合中ネットイン・エッジで得点したら軽く手を上げて「すみません」の意思表示。ガッツポーズは相手に向けない
タオル合計得点が6の倍数(6点・12点…)のときと、ゲームの間(インターバル)。ラリーの合間に勝手に拭くのはNG
試合後勝っても負けても握手と挨拶。審判(いる場合)にも一礼

ベンチからの応援は、ラリー中は静かに、ポイントが決まってから。相手のミスを大声で喜ぶのはマナー違反とされます。初めての大会では、1試合目の前に必ずトイレと水分補給を済ませておきましょう。緊張で忘れがちです。

🏓 試合に出てみたくなったら、初心者向け 卓球の大会に出てみようで、大会の種類・探し方・申込みから当日の流れまで確認できます。

審判がいない試合で困らないための進め方

初心者が出る練習試合やオープン戦では、専任の審判がつかず、選手どうしで進行することがよくあります。「やり方が分からなくて止まってしまった」とならないよう、自分たちで進めるときの基本を押さえておきましょう。点数の数え方やサーブの細かいルールは卓球の点数の数え方・サーブのルール完全ガイドとあわせて読むと、進行がぐっと分かりやすくなります。

  • サーブを打つ前に、声に出して点数を確認する…打つ人が点数をコールしてから始めると、お互いに点を確認でき、食い違いを防げます。
  • サーブの順番を間違えたら、気づいた時点で正しい人に戻す…それまでに入った得点はそのまま有効です。やり直しにはなりません。
  • どちらの点か迷ったらラリーをやり直す…お互いの記憶が食い違って決められないときは、もめずにそのポイントだけノーカウントで打ち直すのが穏やかな解決法です。

「レット(やり直し)」になる主な場面

プレーが止まって「やり直し」になるケースを知っておくと、あわてずにすみます。次のようなときは得点にならず、そのサーブをもう一度打ち直します。

  • サーブがネットに触れてから相手コートに入ったとき(ネットインのサーブ)。ラリー中のネットインは有効ですが、サーブのときだけは打ち直しです。
  • レシーバーがまだ構えていないのにサーブを打ってしまったとき。
  • ボールを拾うなど、コート周りの予期せぬことでプレーが中断したとき。

初めての試合で緊張に飲まれないコツ

初めての試合は、誰でも手が震えて当たり前です。緊張そのものをなくそうとせず、ミスを減らす工夫に切り替えるのがコツです。試合の全体像をつかんでおきたい人は卓球初心者ロードマップも参考になります。

  • 1本目のサーブは確実に入れにいく…難しいサーブを狙うより、まず台に入れて試合のリズムを作る方が、結果的に流れをつかみやすくなります。
  • ポイントの合間は深呼吸して一拍おく…続けて打たず、一度ボールを持って息を整えるだけで、力みが抜けます。
  • 負けが込んでも一球ずつに集中する…点差より「次の1本」だけを考えると、立て直しやすくなります。
  • 結果より「やってみたこと」を振り返る…勝敗だけで判断せず、出せた技や課題をメモしておくと、次の試合に必ず生きます。

よくある質問

❓ よくある質問
Qボールが隣のコートに転がってしまったら?
A.隣のプレーが途切れたタイミングで「すみません」と声をかけて取りに行きます。
Qサーブのとき点数はどう言う?
A.自分の点を先に、相手の点を後に言います(例:自分5点・相手3点なら「5-3」)。
Qラケットを台に置いて休んでいい?
A.ゲームの間(インターバル)は休めます。プレー中の長い中断は認められません。
📖 あわせて読みたい関連記事

まとめ

ルールとマナーを守れば、初心者でも堂々と試合を楽しめます。気持ちよくプレーするための準備も整えておきましょう。

試合に備えてそろえたいもの

「卓球スタートショップ」で購入できます。