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まず即答|卓球の点数のカウントの仕方
カウントの仕方は、次の3行がすべてです。
- 1ゲームは11点先取。先に11点を取った方がそのゲームの勝ちです。
- サーブは2本ごとに交代。合計得点が2点進むたびにサーブ権が入れ替わります。
- スコアはサーブする側の点数を先に言う。自分がサーブで自分3点・相手1点なら「3-1(スリー・ワン)」です。
デュースは、10対10になったらどちらかが2点リードするまでゲームを続けるルールです。デュース中は、サーブが1本ずつの交代に変わります。
くわしい数え方は、このすぐあとの「10対10になったら?(デュースの数え方)」「点数の数え方(11点制)」「サーブの交代ルール」で順に解説しています。サーブの出し方や得点が入るケースなど、ルール全体をまとめて確認したい方は卓球の基本ルールもあわせてどうぞ。
卓球のスコアは少し独特です。「点数の数え方」と「サーブのローテーション」を覚えれば、試合がぐっとスムーズに進みます。初心者向けに整理しました。
10対10になったら?(デュースの数え方)
先に結論です。1ゲームは11点先取。ただし10対10になったら、どちらかが2点リードするまで続きます。この10対10のことをデュース(ジュースとも言います)と呼びます。
- 10-10になったら、12-10・13-11のように2点差がつくまで終わりません
- 10-10からはサーブが1本ずつの交代に変わります(それまでは2本ずつ)
- 点数の上限はありません。18-16のような点数になることもあります
つまり覚えることは2つだけです。「11点先取・2点差」と「10-10からサーブは1本交代」。この2つが分かっていれば、試合中に数え方で迷うことはほとんどありません。以下でくわしく見ていきます。
点数の数え方(11点制)
現在の主流は「11点制」。先に11点を取った方がそのゲームの勝ちです。ただし10対10になった場合は、2点差がつくまで続きます(デュース)。試合全体は、3ゲーム先取(5ゲームマッチ)・4ゲーム先取(7ゲームマッチ)など、大会によって決められたゲーム数で競います。
「ポイント」と「ゲーム」を分けて数える
卓球のスコアには2つの単位があります。ここを分けて考えると、試合の数え方で迷わなくなります。
- ポイント(点):1本ごとの得点。11点先取で1ゲームが終わります。
- ゲーム(セット):ゲームを取った数。決められたゲーム数を先に取ったほうが試合の勝ちです。
試合形式は大会によって決まっています。よく使われるのは次の3つです。
| 呼び方 | 勝ちに必要なゲーム数 | よく使われる場面 |
|---|---|---|
| 3ゲームマッチ | 2ゲーム先取 | 部活の練習試合・人数の多い大会の予選 |
| 5ゲームマッチ | 3ゲーム先取 | 一般的な大会でもっとも多い形式 |
| 7ゲームマッチ | 4ゲーム先取 | 全国大会・上位の試合 |
「今日は3ゲームマッチね」と言われたら2ゲーム先に取ったほうが勝ち、という意味です。ゲーム数を取り違えると、勝ったつもりで台を離れてしまうことがあるので、試合の前に必ず確認しておきましょう。
昔は21点制だった(2001年に変わりました)
年上の方から「21点じゃないの?」と言われることがあります。これは記憶違いではなく、2001年9月に国際ルールが改められるまでは、1ゲーム21点制だったためです。このときサーブの交代も5本ごとから2本ごとに変わりました。試合時間を読みやすくし、展開を見やすくすることが目的でした。
いま公式戦や部活で使われているのはすべて11点制です。地域のレクリエーション大会などでごくまれに独自の形式を採ることがあるので、初めて出る大会では要項を確認しておくと安心です。
サーブの交代ルール


- サーブは2本ごとに交代する
- デュース(10対10以降)では1本ごとに交代
- 各ゲーム終了ごとにコートを交代する
- 最終ゲームは、どちらかが5点に達したらコートを交代
「今どっちのサーブ?」を合計点から復元する方法
試合中にいちばん起きるトラブルが、サーブがどちらの番か分からなくなることです。実は合計点さえ分かれば必ず計算で戻せます。
①ふたりの点数を足す ②その数を2で割る(余りは捨てる) ③答えが偶数なら、そのゲームで最初にサーブした人/奇数なら相手のサーブ
たとえば5対4なら、合計9 → 2で割ると4(余り1は捨てる)→ 4は偶数なので最初にサーブした人の番です。7対6なら合計13 → 6 → 偶数なので、これも最初にサーブした人。慣れると数秒でできます。
この計算が効くのは10対10になる前までです。デュース(10対10以降)に入ったら1本ごとの交代なので、「直前に打った人の相手」と考えれば済みます。
コート交代(チェンジエンド)も忘れずに
サーブと並んで忘れやすいのがコートの交代です。
- 1ゲームが終わるたびに交代します。休憩の合図でもあるので、意識しなくても自然に守られます。
- 最終ゲームだけは途中でも交代します。どちらかが5点に達した時点です。照明や背景の見え方による有利不利をなくすためのルールで、ここを忘れる人がとても多いので覚えておいてください。
審判がいない練習試合では、5点になった瞬間に「チェンジ」と声をかけ合う習慣をつけておくと、大会に出たときにも自然に体が動きます。
スコアのコール(言い方)
点数はサーブ側を先に言うのが基本。例えばサーブ側が3点、レシーブ側が1点なら「3-1(スリー・ワン)」とコールします。自分がサーブのときは自分の点を先に言う、と覚えておくと混乱しません。
サーブが今どちらで、あと何本で交代かを意識すると、試合運びが安定します。迷ったら一度スコアを声に出して確認しましょう。
0点は「ラブ」。試合開始は「ラブオール」
卓球では、審判は0点を「ラブ」と読みます。テニスと同じ読み方で、試合開始時のコールは「ラブオール」(0対0という意味)です。数字は「ワン、ツー、スリー…」と英語で読むのが一般的ですが、部活の練習試合などでは日本語で「3対1」と言っても問題ありません。大事なのは読み方ではなく、サーブ側の点を先に言うことです。
実際のコールは次のように進みます。
- 試合開始 → 「ラブオール」
- サーブ側が1点取った → 「ワン・ラブ」
- レシーブ側が取り返した → 「ワン・オール」(同点は「オール」と言うこともあります)
- ゲームが決まった → 「ゲーム」。続けて「ゲームカウント ワン・ラブ」のように取ったゲーム数を伝えます
審判がいない試合では、サーブを出す人が言う
部活の練習試合や地域の大会では、審判をつけずに選手同士で進めることがよくあります。このときスコアを言うのはサーブを出す人と決めておくと、もめごとがほぼ起きません。
- 打つ前に必ず声に出す:「よん・さん」と言ってからサーブを出す。これだけで食い違いはその場で分かります。
- 相手に聞こえる声で言う:小さい声だと確認になりません。
- あいまいになったら止める:打ってしまってから戻すのは難しいので、迷った時点でラリーを始めないのが鉄則です。
数え間違いは、実力に関係なく誰にでも起こります。恥ずかしいことではないので、1本ごとにスコアを言う習慣をつけておくのがいちばんの予防になります。
サーブ権の動きとスコアコール
| 合計得点 | サーブ権 |
|---|---|
| 0〜1点(0-0、1-0、0-1) | 最初のサーバーが2本 |
| 2〜3点 | 相手に交代して2本 |
| 以降2本ごと | 交互に2本ずつ |
| 10-10以降 | 1本ずつ交代 |
スコアはサーバー側から先にコールします(審判がいる場合)。例:自分が3点・相手が5点で自分のサーブなら「スリーファイブ」。セルフジャッジの練習試合でも、サーブ前にスコアを声に出すと数え間違いが防げます。レット(やり直し)になるのは、サーブがネットに触れて入ったとき、相手が構える前に出したとき、外部からボールが転がってきたときなどです。
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試合中に「点数」と「サーブ権」を見失わないコツ
ルールを覚えても、いざラリーに集中すると「あれ、いま何点だっけ?」「次はどっちのサーブ?」と分からなくなりがちです。これは初心者だけでなく、慣れた人でもよく起こります。点数とサーブ権を見失わないための、実戦で使える小ワザを紹介します。
- 1球打つ前に必ず声に出す:自分のサーブなら、打つ前に「3-1」と自分の点を先に言ってから出す。これだけで数え間違いがぐっと減ります。
- 2点ごとの「区切り」で確認する:10-10になるまでは、合計得点が2点進むごと(合計が2・4・6…になるたび)にサーブ権が入れ替わります。点を取り合ったら「いま合計いくつ?」と頭の中で足すと、次のサーバーがすぐ分かります(10-10以降は1本ごとの交代に変わります)。
- 迷ったら止めて確認する:少しでも食い違いを感じたら、プレーを止めてお互いにスコアを言い合いましょう。あいまいなまま続けると、あとでもっと大きなトラブルになります。
「点数の数え方」や「サーブの交代」の基本そのものに不安が残る場合は、先に卓球の基本ルールを初心者向けにやさしく解説でひと通りおさらいしておくと、この先の細かいルールもすんなり頭に入ります。
意外と知らない「ダブルスのサーブ」と、スコアでもめたときの対処

ダブルスはサーブの順番とコースが決まっている
2人組で戦うダブルスは、シングルスとサーブのルールが少し違います。初心者が最初につまずきやすいポイントなので、押さえておきましょう。
- サーブは自分の右半面から、対角線上にある相手の右半面(自分から見ると相手コートの左奥)へ斜めに出すのが基本です。シングルスのように台のどこから出してもよい、というわけではありません。
- 2本ごとに打つ人が順番に入れ替わります。同じペアでも、サーブを出す人・受ける人の順番が決まっていて、勝手に変えることはできません。
- 1本ごとに、ペアの2人が交互にボールを打ちます。「誰が打つ番か」を意識しておくと、ミスを防げます。
細かい順番は最初は覚えきれなくても大丈夫です。まずは「斜めに出す」「2本で交代」の2つだけ意識し、あとは試合をこなしながら体で覚えていきましょう。
スコアが食い違ったらどうする?
審判がいない練習試合(セルフジャッジ)では、お互いの記憶がずれて点数がもめることがあります。そんなときは、どちらが正しいかを言い張るより、落ち着いて確認するのが一番です。
- まず、お互いが覚えているスコアを口に出して突き合わせます。
- どうしても一致しないときは、両者が確実に同意できる、ひとつ前のスコアまで戻してそこから打ち直すのが穏やかな解決法です。
- もめごとを減らすには、やはり毎サーブ前に声に出す習慣が効きます。記録が二重にあれば、食い違い自体が起きにくくなります。
得点やサーブのルールに慣れてきたら、いよいよ試合本番。当日の進め方やマナーは卓球の試合の流れとマナー|初心者向けに、始め方から試合デビューまでの全体像は卓球初心者ロードマップにまとめています。
10分たっても終わらないと?(促進ルール)
試合が長引くと、審判が「促進」と告げて、進め方が途中から変わります。初めて出くわすと何が起きたのか分からない場面なので、先に知っておくと落ち着いて対応できます。正式には促進ルール(エクスペダイト・システム)といいます。
いつ始まるか
- 1つのゲームが10分たっても終わらないとき
- ただし、その時点で両者の得点の合計が18点以上になっていれば適用されません(もうすぐ終わるからです)
- 両者が希望すれば、10分を待たずに始めることもできます
何が変わるか
変わるのは、次の2つです。
- サーブが1本交代になります
- レシーブ側が13回続けて正しく返球すると、レシーブ側の得点になります
つまりサーブ側は、13球以内に決めなければ点を失います。攻める側と守る側の立場が入れ替わったような状態になる、と考えると分かりやすいです。
一度始まったら、試合の最後まで続く
促進ルールが適用されるのは、そのゲームだけではありません。試合が終わるまで続きます。ただし、サーブとレシーブの順番そのものは変わりません。
ラリーの途中で10分になったら
審判がいったん試合を止めます。再開するときのサーブは、次のように決まります。
- ラリーの最中に時間になった場合 … そのラリーでサーブしていた人から再開
- ラリーが途切れていた場合 … 直前のラリーでレシーブしていた人から再開
実際には10分より早く終わることがほとんどなので、出くわす機会はそう多くありません。ただし、お互いに守り合う展開になると起こることがあります。卓球の基本ルールや試合の流れとマナーとあわせて、頭の隅に置いておくと安心です。
※この節の内容は、国際卓球連盟の競技規則(2.15 促進ルール)にもとづいています。大会によって運用の細かい点が異なる場合があるため、詳しくは大会要項をご確認ください。
よくある質問
まとめ
「11点・2点差・サーブ2本交代」の3つを押さえれば、試合の流れはひと通り追えるようになります。あとは実戦で慣れていきましょう。練習試合に使えるボールはこちら。
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