卓球を子どもに習わせるには|何歳から・どこで・いくらかかる

【本記事について】
本記事は「卓球スタートショップ」が運営する情報メディア「卓球はじめの一歩」の記事です。記事内でご案内しているショップは当店です。

「子どもに卓球をやらせてみたいけれど、何歳から始められるの?」「どこで習わせればいい?」「道具は結局いくらかかる?」——お子さんの習い事として卓球を考えたとき、最初に出てくるのはこの3つだと思います。この記事では、始める年齢の目安・習う場所の選び方・実際にかかる金額を、あいまいな相場ではなく実際に買える商品の値段で整理しました。用具は当店の在庫から、お子さんのサイズがあるものだけを挙げています。

卓球は何歳から始められる?

目安はラケットを自分で振れるようになる5〜6歳ごろです。ボールが軽く、コートが狭いので、体が小さくても「返せた」という成功体験を早く得られるのが卓球の良いところです。走り回る競技が苦手なお子さんでも続けやすく、動体視力・反射・集中力が自然と育ちます。

「何歳から本格的に?」の目安として分かりやすいのが、日本卓球協会が主催する小学生の全国大会「全農杯 全日本卓球選手権大会(ホープス・カブ・バンビの部)」、通称ホカバです。学年で3つに分かれています。

区分対象逆算すると
バンビ小学2年生以下年長〜小1で始める子が出場
カブ小学4年生以下小1〜小2スタートが中心
ホープス小学6年生以下小3〜小4からでも間に合う
大事なところ
この表は「早く始めないと手遅れ」という意味ではありません。中学の部活からでも十分に間に合います。実際、卓球は中学デビューの選手がとても多い競技です。小学生のうちは「試合に勝つこと」より「楽しいから続く」を優先してください。大会の学年区分や参加資格は年度で変わることがあるので、出場を考える段階になったら大会要項で確認しましょう。

どこで習う? 4つの選択肢と向き・不向き

子どもが卓球を習う場所は、大きく4つあります。月謝も雰囲気もかなり違うので、いくつか見学して比べるのが確実です。

場所向いているのは気をつける点
地域のスポーツ少年団費用を抑えたい/まず体験させたい当番や送迎など保護者の役割があることが多い
卓球クラブ(一般クラブ)大人に混じって長く続けたい子ども向けの指導があるかは要確認
民間の卓球スクール基礎から教えてほしい/保護者の負担を減らしたい月謝は高め。クラス分けと1クラスの人数を確認
個人レッスンフォームを最初から正しく固めたい1回あたりの費用は高い。週1の練習場所は別に必要

まずは卓球教室・クラブの探し方と選び方で、お住まいの地域の探し方を確認してください。「地域名+卓球クラブ」「地域名+卓球 スポーツ少年団」で検索するのが最短です。

なお、当サイトの運営者によるマンツーマンレッスン(60分5,000円)も行っています。「まずフォームだけ見てほしい」という場合の選択肢のひとつとしてどうぞ。

見学のときに見る5つのポイント

パンフレットやサイトでは分からないところを見ます。お子さんと一緒に行って、帰り道に「どうだった?」と聞ける状態が理想です。

  • ①同じ学年・体格の子がいるか——1人だけ極端に小さい/大きいと続きにくくなります。
  • ②1人あたりが打っている時間——待ち時間が長すぎないか。台の数と人数を見ます。
  • ③コーチが子どもにどう声をかけているか——ミスを責める言い方をしていないか。ここが続くかどうかを一番左右します。
  • ④保護者の役割——当番・送迎・大会引率がどれくらいあるか。始めてから知ると負担に感じます。
  • ⑤道具の指定があるか——「このメーカーで揃えて」という決まりがあるクラブもあります。買う前に必ず確認を。
道具を買うのは見学のあとで
⑤は特に大事です。先に一式そろえてから「クラブの指定と違った」となるのが、いちばんもったいない失敗です。入る場所を決めてから道具を買う——この順番を守ってください。

いくらかかる? 道具の実額と月謝の考え方

月謝は地域・団体によって幅が大きいので、ここでは相場を書きません(見学のときに必ず確認してください)。一方、道具の初期費用ははっきり出せます。当店で実際に買える商品で、打ち始めるまでに必要なものを積み上げると次のようになります。

そろえるもの商品金額
ラケット+ラバー2枚ジュニアセット(エクスターV 軽量+マークV)¥9,200
貼る道具フリー・チャック2-L(ラバーを貼るのに必要)¥1,650
シューズジェット・インパクトNEO2(20.0cm〜)¥6,380
ボールJトップトレ球 3個入(練習球)¥363
ラケットケースインナーケース¥1,320
合計これで練習に行けます¥18,913

※足のサイズが19.0cm前後のお子さんは、シューズがレゾライン ビライトII(¥8,800)になるため、合計は¥21,333です。19.0cm未満は当店で扱う卓球シューズがないため、まずは滑りにくい室内用運動靴で始めて問題ありません。

ここでいちばん多い誤算が「貼る道具」です。ラケットとラバーが別々の商品なので、貼るための道具が別に要ります。上の表は液体の接着剤(¥1,650)で計算していますが、塗らずに貼れる貼り付けシート(¥330)を選べば、合計は¥17,593になります。ラケットの値段だけで予算を組むと足りなくなるので、「打てる状態になるまでの合計」で考えてください。当店ではラバーの貼り付け代行は行っていません(ご自身で貼っていただきます)。手順はラバーの貼り方ガイドで図解付きで解説しています。慣れれば30分ほどの作業です。

ウェアは、最初は動きやすい体操服やTシャツで大丈夫です。試合に出るようになってから考えれば十分間に合います。

練習の回数を入れて1年分の費用を試算したい場合は、卓球にかかる費用シミュレーターが使えます。

最初にそろえる道具(子ども向けの選び方)

ラケットは「軽さ」で選ぶ

大人と同じ基準で選ばないでください。重いラケットは手首を痛めやすく、フォームが崩れる原因になります。子どもは振り切れる重さのラケットのほうが、結果的に上達が早くなります。持ち手の形は、手の小さい子でも握りやすいFL(フレア)が扱いやすい形です。

当店で子ども向けに用意しているのは、軽量ラケット「エクスターV」にラバー2枚を組み合わせたジュニアセット(¥9,200)です。体格が大きめの高学年なら、定番の初心者おすすめセット(コルベル+マークV・¥10,900)でも構いません。貼り付けシート・ケース・お手入れ用品まで一度にそろえたい場合は全部入りスターターキット(¥13,900)という選び方もあります。

どれにするか迷ったら、5つの質問に答えて最初の1本を絞り込むと早いです。選び方の基準そのものを知りたい方は卓球ラケットの選び方もあわせてどうぞ。

シューズは「サイズがあるか」から逆算する

卓球シューズは体育館用の室内シューズです。横の動きが多いので、普段のスニーカーだと滑って転びやすく、足首をひねる原因になります。とはいえ小さいサイズは選択肢が限られるので、「デザインで選ぶ」より「サイズがあるものから選ぶ」のが現実的です。

足のサイズ当店で選べるもの価格
19.0cm前後レゾライン ビライト II(19.0cmから。この小さいサイズはロイヤルブルーのみ)¥8,800
20.0〜22.0cmジェット・インパクトNEO2/ビライト II¥6,380〜
22.5cm以上選べるモデルが一気に増えます(シューズの選び方へ)¥6,380〜

色やサイズの在庫は入れ替わるので、購入前に商品ページでご確認ください。サイズの測り方や「何cmを買えばいいか」の決め方は卓球シューズの選び方|サイズの決め方にまとめています。

親がやりがちな3つの失敗

失敗① シューズを1cm以上大きく買う

「すぐ大きくなるから」と大きめを買うと、靴の中で足が動いて踏ん張れません。卓球は細かく足を動かす競技なので、ここが直接プレーの質に響きますし、転倒やケガの原因にもなります。大きくても足の実寸+0.5〜1.0cmまでにしてください。

失敗② 道具を先にそろえてしまう

前の章のとおりです。クラブによってはラケットやウェアに指定があります。入る場所を決める→道具を買うの順番にすれば、買い直しは起きません。

失敗③ 親が横でフォームを教えすぎる

いちばん多い失敗かもしれません。コーチの言うことと親の言うことが食い違うと、子どもは混乱して手が止まります。技術はコーチに任せて、家では「今日何が楽しかった?」を聞く役に回るほうが、結果的に伸びます。家でできることがあるとすれば、ボールを拾いやすくしておく、練習着を乾かしておく、といった環境づくりの部分です。

続けられる子の家庭がしていること

卓球に限りませんが、続く・続かないを分けるのは才能よりも環境です。無理なくできるのは次の3つくらいです。

  • 勝ち負けの話を毎回しない——試合結果を毎回聞かれると、負けた日に家へ帰りたくなくなります。
  • できるようになったことを言葉にする——「サーブ入るようになったね」で十分です。上達は本人が一番自覚しにくいものです。
  • 用具を大事にする習慣をつける——練習のあとにラバーを拭いて保護シートを貼る。これだけでラバーの持ちが変わりますし、自分の道具という意識が芽生えます。

お子さんが何から練習していくのかを親も知っておきたい場合は、卓球初心者ロードマップで全体の流れが分かります。持ち物をもう一段細かく確認したい場合は卓球を始めるのに必要なものもどうぞ。

よくある質問

Q何歳から始めるのがベストですか?
A.ラケットを振れるようになる5〜6歳ごろが目安です。ただし中学の部活から始めて活躍する選手も多いので、「今からでは遅い」ということはありません。
Q運動が苦手な子でも大丈夫ですか?
A.卓球は狭い範囲で自分のペースでできるので、走るのが苦手なお子さんにも向いています。ボールが軽く当たっても痛くないので、球技が怖いお子さんの入り口にもなります。
Q最初から高いラケットを買ったほうがいいですか?
A.いいえ。高いラケットほど弾みが強く、力の弱いうちはかえってコントロールしにくくなります。まずは軽くて扱いやすいものから始めて、続きそうなら買い替えるほうが結果的に無駄がありません。
Qラバーは親が貼るのですか?
A.当店では貼り付け代行は行っていないため、ご自身で貼っていただきます。接着剤を塗って貼り、はみ出しを切るだけの作業です。図解付きの手順をご覧ください。慣れると30分ほどです。
Q自宅に卓球台は必要ですか?
A.必要ありません。練習は教室やクラブでできます。家では素振りや、ボールをラケットで弾ませる練習だけでも十分効果があります。
Qすぐ辞めてしまわないか心配です。
A.だからこそ、最初の道具は必要最小限で構いません。上の表の構成なら2万円以内でそろいます。続きそうだと分かってから、シューズやウェアを本人の好みで選び直すくらいがちょうどいいです。

まとめ

  • 始める年齢——目安は5〜6歳。ただし中学からでも十分間に合う競技です。
  • 習う場所——少年団・クラブ・スクール・個人レッスンの4択。見学してから決める
  • 道具——ラケットの値段だけで見ない。貼る道具・シューズ・ボール・ケースまで入れて約1万9千円(貼り付けシートを選べば約1万7千6百円)で練習に行けます。
  • 順番——入る場所を決めてから道具を買う。これで買い直しがなくなります。
  • 親の役割——技術はコーチに任せて、家では聞き役に回るほうが続きます。

年齢や目的ごとの始め方をひととおり見たい方は、年齢・目的別 卓球の始め方ガイドもあわせてご覧ください。